香水・フレグランス/香水の基本

香水の種類(2ページ目)

ひとえに「香水」と言っても、さまざまな呼び名があるように、香水にも色々な種類があります。パルファンやオード・トワレの違いや香りの種類、知っているようで知られていない香水の豆知識などをガイドします。

執筆者:内山 愛子

香りのノート(香調)

香水の種類

香水は、色々な香料の組み合わせにより、様々な香りの系統が生まれます。

「ノート」とは本来は「音階」の意味で、香料の素材と配合によって香りは3段階に変化します。高音を奏でるのはレモンやライムなどの柑橘系で、低音を響かせるのはバニラや樹脂などの素材。それぞれが持つ香りの音階によって、様々な香りの系統が生まれます。

■トップノート:つけはじめの第一印象となる香り。レモンやベルガモットなどの柑橘系や、葉や草を思わせるグリーン系などハーバルな香料がよく使われます。

■ミドルノート:つけてから30分後くらいの香水の「核」となる香り。調香師(パフューマー)が最も表現したい香り(ハートノート)となります。

■ラストノート:つけてから1~2時間後くらいの香りで「残り香」と呼ばれる部分です。ムスクなどの動物性香料や、バニラや樹脂などの残香性の高い香料が使われます。別名、ベースノートとも言われます。


代表的な香りの種類

ここでは、香水に使用されている代表的な香りをご紹介します。
  • フローラル:バラやジャスミンなどの花々を中心とした、フローラルな香り
  • オリエンタル:ミルラや乳香やスパイス系の神秘的でエキゾチックなイメージを基調とした香り
  • シプレ:ベルガモットなどの柑橘系とオークモスなどを基調とした香り
  • シトラス:柑橘系中心の爽やかでフレッシュな香り
  • フゼア:ラベンダーやゼラニウムなどの男性的で爽快感のある香り
  • マリン・オゾン:自然界には実在しない全く新しい、透明感のある瑞々しい香り
  • ウッディ:白檀やローズウッドなど香木を基調とした香り
  • アニマリック:ムスクなど動物性香料を基調とした香り
  • コンフェクショナリー:バニラやベンゾインなどの甘い香り
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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