香りのノート(香調)
香水は、色々な香料の組み合わせにより、様々な香りの系統が生まれます。
■トップノート:つけはじめの第一印象となる香り。レモンやベルガモットなどの柑橘系や、葉や草を思わせるグリーン系などハーバルな香料がよく使われます。
■ミドルノート:つけてから30分後くらいの香水の「核」となる香り。調香師(パフューマー)が最も表現したい香り(ハートノート)となります。
■ラストノート:つけてから1~2時間後くらいの香りで「残り香」と呼ばれる部分です。ムスクなどの動物性香料や、バニラや樹脂などの残香性の高い香料が使われます。別名、ベースノートとも言われます。
代表的な香りの種類
ここでは、香水に使用されている代表的な香りをご紹介します。- フローラル:バラやジャスミンなどの花々を中心とした、フローラルな香り
- オリエンタル:ミルラや乳香やスパイス系の神秘的でエキゾチックなイメージを基調とした香り
- シプレ:ベルガモットなどの柑橘系とオークモスなどを基調とした香り
- シトラス:柑橘系中心の爽やかでフレッシュな香り
- フゼア:ラベンダーやゼラニウムなどの男性的で爽快感のある香り
- マリン・オゾン:自然界には実在しない全く新しい、透明感のある瑞々しい香り
- ウッディ:白檀やローズウッドなど香木を基調とした香り
- アニマリック:ムスクなど動物性香料を基調とした香り
- コンフェクショナリー:バニラやベンゾインなどの甘い香り