北欧は、平和で安全?
「北欧は、平和で安全」と思っている方は多いのではないでしょうか。これはヨーロッパ他国の治安と比べると事実ですが、安心して気を抜いているところを、プロの窃盗団に狙われやすいという側面を生み出しています。ツアー客はガイドの方からアドバイスを聞く機会がありますが、ひとりで北欧旅行をしている方は、地元の治安情報を知らずに、日本のガイドブックを片手にきょろきょろしながら歩いているので、狙われやすいようです。
ガイドブックにはカバーをかけ、常に気をそらさず、大事な手荷物からは目を離さないようにしましょう。
衛兵が見回りをしている王宮周辺だからと、安全だと思ってしまいがちな王宮公園。夜間の女性の一人歩きはおすすめできません
暗い時間帯、公園や水辺周辺の女性の一人歩きは注意!
暗い時間帯での女性の一人歩きは避けましょう。特に公園や水辺の周辺は注意が必要です。首都オスロでは、王宮公園(Slottsparken)やアーケル川(Akerselva)で、性犯罪が毎年多発しています。移民が多く住むムンク美術館周辺のトイエンやグロンランド駅近辺、薬物依存症の人が多いオスロ中央駅周辺は、夜間は治安があまり良くありません。
日中は観光や散歩に便利な場所も、暗くなると雰囲気がガラリと変わるので注意してください。
大きな駅周辺で多発する犯罪
多くの人で混雑するオスロ中央駅(Oslo S)では気を抜かずに!
狙われやすい携帯電話
よく狙われるのは、口が開いているハンドバックやポケットに入れている金銭と携帯電話、特にスマートフォンです。混雑しているトラムの中やエスカレーターに乗っている最中、いつの間にか携帯電話が盗まれたというケースはよく聞きます。不自然に身体に接触してくる人がいたら警戒してください。また、レストランやホテルなどで、携帯電話をテーブルの上に置いていたら、店員や客のふりをした人が、携帯電話の上に紙などをかぶせて盗むということもあります。
>> 被害にあったときの対処法は?