毎日シャンプーやコンディショナーをしても髪は傷む
毎日ちゃんとシャンプーしてコンディショナーしているのに、日に日に髪が傷んでいく……。そう感じている方は多いのではないでしょうか。パーマやカラーをしていないから髪にはあまりダメージを与えていないと思ったら大間違い。髪は紫外線、熱、摩擦、静電気でダメージを受けてしまうので、外出や髪をふくといった日常生活内でたくさんのダメージを受けています。毎日ちゃんとケアしているつもりでも「与えているダメージに対してケアが追い付いていない」という方が結構多いです。
<目次>
傷んだ髪は修復できる? 枝毛は元に戻るのか
髪をケアするうえで認識していただきたいのが「髪は死んだ細胞」ということ。私たちの体は約60兆個の細胞でできていて、その細胞は「生きている細胞」と「死んでいる細胞」に分けることができます。生きている細胞には皮膚や骨、筋肉があり、一方死んでいる細胞には髪や歯、爪などがあります。この死んだ細胞と生きた細胞の違いは自己修復機能があるかどうか。生きている細胞の皮膚を切ると痛いですし血も出ますが、バンドエイドをしておけば傷は自然と治ります。生きた細胞にはダメージを受けても自ら治す力、自己修復機能があるのです。しかし死んだ細胞の髪は切っても痛くないですし、枝毛をほうっておいても、元には戻りません。自己修復機能のない死んだ細胞の髪に与えたダメージはケアしないとそのままの状態が続くので、髪はお肌以上に丁寧に扱ってケアもしっかり行わないといけないのです。
美しい髪を保つために「水分」や「たんぱく質」を補うのが大切
美しい髪の条件は80%のタンパク質と11%の水分、5%の脂質のバランスがとれていること。新しく生えてきたときにこのバランスが取れていても、日々受け続けるダメージによりこのバランスを失っていきます。死んだ細胞の髪は失った成分を、自らとり戻すことはできませんから、毎日のケアでしっかりと補ってあげることが大切です。毎日ケアしているつもりでも、ダメージが気になるという方は、失う量に対して補う量が足りないということがいえます。
いつものシャンプーやコンディショナーで、ヘアケア効果をUP!
そこでご紹介するのが、痛んだ髪をレスキューする緊急ヘアケア方法。やり方はとっても簡単で、しかもアイテムはいつも使っているコンディショナーやトリートメント。いつものお手入れでも使い方を少し変えるだけで、アイテムの効果がグンッとアップするので、ぜひ試してみてください。
傷んだ髪を治す方法! お家で緊急ケアおすすめ6ステップ
シャンプー剤が髪に残らないよう、すすぎは念入りに
1.シャンプー後いつもより念入りにすすぎます
シャンプー剤が髪に残っていると、コンディショナーの浸透を妨げてしまいます。髪のヌメリがなくなってから、さらに念入りに髪をすすぎましょう。
水分を取る事で成分の浸透が高まります
2.髪の水分をしっかりと取り除きます
髪の水分が多すぎるのも、コンディショナーの浸透を妨げます。絞るようにして髪の水分を取り除きましょう。
ダメージのひどい場所には少し多めに
3.毛先を中心にコンディショナーやトリートメントを髪につけます
ダメージの多い毛先を中心に、揉み込むようにコンディショナーをつけて行きます。つける量は髪の束を絞った時に、指の間から少しはみ出るぐらいが適量です。
手グシで髪になじませます
4.クシや手グシ髪一本一本にコンディショナーが行き渡らせましょう
全体にコンディショナーをつけたら、髪一本一本に行き渡るように、ブラシや手グシを使ってコンディショナーを伸ばしていきます。
密封することで成分の浸透力を高めます
5.シャワーキャップをかぶって5分置きます
すぐには洗い流さずに、シャワーキャップをかぶって5分ほどおきます。スチーム効果で成分が内部まで浸透します。
トリートメントが頭皮に残らないようにすすぎます
6.最後にいつものようにコンディショナーをすすぎます
5分たったらいつものようにコンディショナーをすすいで終わり。
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