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その後どうなった?2012年「10大」ニュース(2ページ目)

2012年ももうすぐ終わり。ここで今年の10大ニュースと、それぞれその後の経過を追ってみました。

執筆者:All About 編集部


5位:笹子トンネル崩落、9人死亡

山梨県にある中央自動車道笹子トンネル上り線で12月2日、天井板が落下。9人が死亡するという事故が発生しました。これにより上り線は当面閉鎖、下り線は年内の復旧を目指すという状況になっています。

この事故は単なるトンネル1つの問題ではなく、高度成長期に建設されたトンネル、橋、高速道路など多くのインフラが老朽化していることを明るみにしました。日本のインフラの多くが高度成長期に建てられたもので、今後老朽化問題が表面化することが予想されています。

4位:消費税10%引き上げ法案通過

長年議論されてきた消費税の10%への引き上げ。今年に民主・自民・公明党が合意したことによって、ついに実現されました。

今後のスケジュールは、2014年4月に8%になり、2015年10月に10%になります。ただ、自民党はマニフェストで、「引き上げは半年前に最終的に判断」と述べているので、景気次第では延期・中止などもあるかもしれません。

3位:尖閣諸島国有化。中国で反日暴動が発生

4月に石原前都知事が「尖閣諸島を東京都で購入する」と発表。9月11日にはついに国が購入して、尖閣諸島の国有化が決定しました。

それに反発して、中国国内では多くの都市で反日暴動が発生。日本車が破壊されたり、日系企業の工場が放火されたり、日系ストアで略奪が起こりました。

この後、日中関係は大きく冷え込み、中国では日本製品不買運動が始まり、多くの文化交流が中止・延期。日中国交正常化40周年記念式典も中止になりました。しかし、その後、不買運動はやや沈静化し、11月には中国における日本車の売上がやや回復しているという話も出ています。

ただ、尖閣諸島問題はまだまだ沈静化の兆しがなく、尖閣諸島周辺には連日のように中国の船舶や航空機が侵入し、緊張が高まったままです。
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