
新紙幣の一万円札が驚くべき高額で落札されました。2026年6月7日に終了した第128回入札誌「銀座」において落札され、価格は21万円、手数料込みで24万4650円となり、額面の約24倍に大化けしたのです。
通常、オークションで一万円札が10万円以上になるケースは多くありませんが、一体なぜこのような高額落札となったのでしょうか?
ゾロ目だけではない大きなポイントが

今回落札された一万円札は、今や一般的になった渋沢栄一の一万円札です。エラーがあるわけではありません。記番号(アルファベットと数字部分)は「AB333333CD」と3の“ゾロ目”となっています。しかし、紙幣の記番号のゾロ目を収集するコレクターにとっては、当然1~8のゾロ目まで収集したいところですが、一般的に3のゾロ目が高額になるケースはあまりありません。
同オークションでは、同じ3のゾロ目の一万円札が2万9000円(手数料込みで3万3785円)で落札されていますが、いずれも未使用品であるにもかかわらず、7~8倍の価格差があります。この理由は何か分かりますか?
実はもう1つの特徴的な点が価格を大きく押し上げたと推測できるのです。それは、記番号のアルファベット部分にあります。
24万円となった一万円札は、最初のアルファベット2文字が「AB」、最後のアルファベット2文字が「CD」となっています。1234と数字が並ぶものを“階段”と呼びますが、まさにこれはアルファベットが階段状に並んでおり、しかも3のゾロ目という極めてレアな紙幣なのです。3のゾロ目は数多くありますが、ABCDとなるのは渋沢栄一の一万円札では今のところこの1枚だけですからね。
マニアが価格を押し上げたか?

そもそも今回高額で落札された一万円札は大きく注目されていたとは言いにくいでしょう。なぜなら、ウォッチ数は8、入札件数も9件のみと大変盛り上がった入札というわけではないからです。
おそらく落札したのはゾロ目紙幣の収集家、あるいは幅広い紙幣を集めている収集家ではないでしょうか。どうしても欲しい人が複数人いて、競り合いの末、24万円という落札価格になったのだと思われます。
「こんなにアルファベットにこだわるの?」と思うかもしれませんが、欲しい人にとってはどうしても手に入れたい品なのです。もしかしたら、1枚しかない紙幣なので、今回の落札価格はむしろ安かったと思われている可能性さえあります。
1枚しかない珍しい品はなかなか見つからないかもしれませんが、ゾロ目だけではなく、アルファベット部分にも注目して探すとお宝をゲットできるかもしれません。「AA-AA」はもちろんですが、「AB-CD」も探してみましょう。仮にゾロ目ではなくとも多少プレミアムが付くかもしれません。







