
お財布の中にある100円玉に「昭和42年」発行のものはないでしょうか。探せばきっとどこかで見つかる昭和42年の100円玉が、2026年6月13日に開催されたレトロコインオークションVol.15で13万円に大化けしました。もちろん、お財布にある昭和42年の100円玉が全て高値になるわけではなく、理由があって13万円になったのですが、一体なぜでしょうか?
昭和42年は最初の発行の年

今回落札された100円玉は、きれいに輝く100円玉だと思う人もいれば、その辺にある100円玉と何ら変わらないと思う人もいるかもしれません。
昭和42年は現行の100円玉が発行された最初の年ということもあり、収集家の間ではコレクションとして手元に置いておきたい硬貨であることは確かです。しかし、発行枚数は4億3220万枚とかなり多く、レア度という観点からは特段希少性のない年になります。
ではなぜ13万円もの価値がついたのかというと、その理由は鑑定結果にあります。コインの鑑定機関であるPCGS(Professional Coin Grading Service:世界でも評判の高いアメリカの第三者格付け鑑定会社)によって、「MS67」という評価がついています。
65~70の評価は完全未使用品に相当し、古いコインほど高い数字がつきにくいのです。すでに発行から60年近くが経過しているにもかかわらず、67の評価がついていることは貴重と言え、PCGSの鑑定では昭和42年の100円玉のうち評価67のものはたった4枚しかなく、ランク1位となっています(2026年7月現在)。
67より高評価のものがなく、しかも同じ67評価のものも4枚しかないことが高い価値を生み出したと言えるのです。
希少度合いの高い100円玉とは?

さすがに今、発行後60年近く経過した100円玉の中から完全未使用のものを探すのは困難と言えるでしょう。それではほかに高値となり得る100円玉はないのでしょうか?
発行枚数の観点から言えば、令和元年の100円玉は今後価値が上がる可能性があります。発行枚数は5861万4000枚と他の年号に比べて極端に発行枚数が少なくなっています。ほかにも平成13年、平成14年などが近年では発行枚数の少ない年です。
こうした年号の中で、完全未使用に相当しそうなピカピカできれいな100円玉を発見したら鑑定に出してみる価値があるかもしれません。13万円とまではいかなくても、数万円に化ける可能性もあるでしょう。







