居住先の香港で奥山 大氏が創り上げるMASARU OKUYAMAの靴です。曲線と直線の太さやバランスが絶妙で、伸びやかな印象を有しています。アッパーのアウトソールからの立ちあがり方は、何処となくフランス靴的な雰囲気。上の靴の鳩目部分をアップで撮ってみました。一つ一つの線の位置や傾きに、無駄なものが一切見られません。伸びる所で伸び、曲がる所で曲がる…… 言葉では簡単に言い表せますが、形にするのは至難の業なのです。MASARU OKUYAMAの靴で一番の人気を誇る、サイドエラスティックシューズの見本です。香港でも家の中で靴を脱ぐ習慣を持つ人が多いので、やはりこの種の靴は1足あると何かと便利なのでしょう。上の靴のトウシェイプを写してみました。別の角度から見ると非常に細く見えるのですが、ボールジョイントの部分に必要十分な高さと幅が確保してあるのがお解りいただけるでしょう。美しさと履き良さの高度な両立!奥山 大氏が個人的に一番好きなスタイルが、ご覧のようなホールカット系の靴です。シュッと伸びたつま先を上手く造形するのには、釣り込む過程も困難を極める筈。もちろん他のトウシェイプのリクエストにも応じてくれます。上の靴を後からパチリ。かかと部のブローギングの曲線でのみ革を接合しています。土踏まず部や甲からつま先にかけて等、足の形に合わせたダイナミックな曲線もこの角度ならお解りいただけるのでは?最初のページの靴を真上から撮ったのがこちら。鳩目周りの線が外くるぶし側と内くるぶし側とで大きく異なっているのがお解りでしょうか? 足の形状と動きに合わせたものですが、前から見ると全く違和感を覚えないのが驚きなのです!この写真の記事を読む※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。