1歳児に人気おすすめ絵本10選!ロングセラーからしかけや食育絵本まで

1歳絵本人気ランキング

ロングセラーの定番絵本から、言葉の発達や食育につながるもの、泣く子も笑う面白絵本まで……1歳の赤ちゃんにおすすめの人気絵本をランキングBEST10を発表


1歳のお子さんと絵本との付き合い方は、それぞれのご家庭によって実に様々です。すでにファーストブックに出会い絵本を楽しんでいるお子さんもいれば、1歳になって初めて絵本を手にするお子さんもいらっしゃることでしょう。0歳の赤ちゃんと違って、1歳児は好みもはっきりしてきますから、うちの子にどんな絵本を選んだらよいのか、迷いますよね。

そこで、うた・読み聞かせを応援するコミュニティ・サイトmi:te[ミーテ]のデータをもとに、人気絵本ランキングを作成しました。みなさんのお子さんのお気に入りの絵本が見つかりますように……

<目次> ※ランキングは、mi:te[ミーテ]の1歳の子どもに読まれた絵本データの上位20冊から、ガイド記事「0歳の赤ちゃんに人気の絵本ランキング」と重複する作品を除いて作成しました。  
 

第10位 もこ もこもこ

1歳絵本人気ランキング第10位『もこ もこもこ』

大人には何が面白いのかわからないけれど子どもには大ウケの絵本(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第10位は、『もこ もこもこ』。『もこ もこもこ』は、本当に色々な場所で「子どもが喜ぶ絵本」として紹介されていますので、既にこの絵本を手にしていらっしゃる方も多いことでしょう。でも、初めて作品を読んだ時、正直「何これ?」と思いませんでしたか? その気持ち、よーくわかります。

絵本に登場するのは、正体不明の奇妙な形をしたものばかり。おまけに「もこもこ」とか「にょきっ」とか、これまた奇妙な音だけが綴られていて、どんなふうに読めばよいのかさえわからない。いくら良い本だと言われても正直途方に暮れてしまいますね。

けれどこれまた理解しがたいことですが、大人がどんな読み方をしても、子どもたちはそれはもう大喜びでこの絵本に反応します。「あ~あ~」と声をあげる赤ちゃんがいたり、「にょきっ」に合わせて大きく体を動かすお兄ちゃんがいたりと、それぞれの子どもがそれぞれのやり方で絵本を楽しんでいます。

子どもたちの様子を見ていると、頭で理解しようとする大人とは全く違う次元で、絵本を感じ、楽しんでいるのではないかと思えてなりません。理屈では説明できない摩訶不思議な絵本です。


【書籍DATA】
谷川俊太郎:作 元永定正:絵
出版社:文研出版
推奨年齢: 0歳から
   

第9位 いないいないばああそび

1歳絵本人気ランキング第9位『いないいないばああそび』の表紙画像

おもちゃの楽しさもあわせ持った、愉快な遊び絵本です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第9位は、『いないいないばああそび』。『いないいないばああそび』は、『あらしのよるに』でお馴染みの木村裕一さんが作った赤ちゃんのための遊び絵本です。木村さんは、絵本作家になる前にはNHK『おかあさんといっしょ』などの幼児番組のアイデアブレーンを務められていたそうで、子どもの喜ぶツボを押さえるのがとてもお上手です。

「いないいない……」でちょっぴり不安な様子を見せるあかちゃんが、「ばあ」とともに満面の笑みになる。小鳥や犬との「いないいないばあ」はとても楽しいけれど、やっぱり1番は最後に登場するママとの「いないいないばあ」です。ママの目の部分がくりぬかれていて、まるでお面のような作りになっています。子どもたちはママが隠れていることに気付いているのでしょうが、わかっていてもママの笑顔が現れるとそれだけでもう大喜びです。そんな子どもの姿を見れば、ママだってハッピーになりますね。

赤ちゃんのための遊び絵本といいながら、実は『いないいないばああそび』に夢中なのはママの方ではないか……と、ガイドは秘かに思っております。絵本とおもちゃの真ん中を行くような愉快な作品ですから、読み手も童心に帰って大きな声で、大笑いしながら読みたいですね。


【書籍DATA】
木村裕一:作
出版社:偕成社
推奨年齢: 0歳から
   

第8位 うずらちゃんのかくれんぼ

1歳絵本人気ランキング第8位『うずらちゃんのかくれんぼ』の表紙画像

かくれんぼ遊びの「ドキドキ」と「ニッコリ」がいっぱい詰まった絵本です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第8位は、『うずらちゃんのかくれんぼ』。「もういいかい?」「まあだだよ」うずらちゃんとひよこちゃんが、かくれんぼで遊んでいます。「もういいかい?」「もういいよ」 なんてリズミカルで優しい言葉のやり取りでしょう。幼い子のかくれんぼは頭隠して尻隠さずの状態が多いものですが、うずらちゃんとひよこちゃんは隠れるのがとても上手ですね。

でも、突然かえるが飛び出して来たり、風が吹いたりと、どちらも思わぬアクシデントが重なって勝負がつかないようですよ。おまけに雨まで降りだして、何やら怪しげな影までうごめいている……。危機が迫っているかに見えた2羽ですが、ラストはホッと一安心のお話ですからどうぞご心配なく。

最近は、「はないちもんめ」や「かごめかごめ」を知らない子どもたちが増えているそうです。そういえば、公園でかくれんぼをする子どもの姿もめっきり少なくなったような気がします。『うずらちゃんのかくれんぼ』は、そんな懐かしい遊びの面白さと、歌うような遊び言葉のリズムを、絵本を通して体験させてくれる作品ですね。


【書籍DATA】
きもとももこ:作
出版社:福音館書店
推奨年齢: 0歳から
   

第7位 あいさつしましょう

1歳絵本人気ランキング第7位『あいさつしましょう』

気持ちを込めた挨拶ができるようになるといいですね(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第7位は、『あいさつしましょう』。内容も本のサイズも可愛くて、言葉を覚え始めた頃の子どもたちにピッタリの絵本です。「こんにちは」と声をかけて、「こんにちは」と返事が返ってくると、それだけで清々しい気持ちになりますね。挨拶は、やっぱりコミュニケーションの基本です。この絵本には、気持ちの良い言葉のやり取りが、たくさん登場します。

「こんにちは」といった純粋な挨拶だけでなく、「これあげるね」「ありがとう」というような、小さな子どもたちの生活の中で交わされる「言葉のキャッチボール」の様子が楽しく描かれています。

この絵本の人気の秘密は、「わかりやすさ」でしょうか。生活に即した場面が描かれているので、どんな時にどんな言葉を使えばいいのかが自然と体得できそうです。実はこの作品は、4歳から6歳くらいのもうちょっと大きなお子さんたちにも人気があります。お兄さん・お姉さんたちに支持されているのも、「わかりやすさ」が1番の理由かもしれませんね。

ボードブックで手のひらサイズの大きさは持ち運びにも便利で、お子さんとのお出かけ時にも重宝します。


【書籍DATA】
ヒロナガシンイチ
出版社:くもん出版
推奨年齢: 0歳から
   

第6位 はらぺこあおむし

1歳絵本人気ランキング第6位『はらぺこあおむし』

あおむしくんの人生(?)をユーモアたっぷりに美しく描いた名作絵本です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第6位は、『はらぺこあおむし』。色彩の魔術師エリック・カールの代表作『はらぺこあおむし』が、変わらぬ高い人気を受けてランクインしました。独特の美しい色使いで描かれるあおむしくんの成長過程は、愉快なしかけがもりだくさん! 食べるものが増えるにしたがってページが徐々に大きくなったり、子どもなら誰でも指を入れたくなってしまう穴があいていたりと、子どもたちを楽しませようとする作者の想いが伝わってきます。

大人は、曜日や食べ物の名前が覚えられるとか、昆虫の変態や数の数え方を学べるとか、色々と期待してしまいますが、そんなことを考えながら読むよりも、親子で遊ぶように絵本に没頭する方が何倍も楽しいし、望む結果も得られるように思います。
 
『わたしだけのはらぺこあおむし』

成長記録としても楽しめるぬりえ絵本(画像提供Amazon)

『はらぺこあおむし』が大好きというお子さんには、『わたしだけのはらぺこあおむし』というぬりえ絵本もありますよ。ぬりえを楽しんだ後は、表紙にエリック・カールの名前と並べて「○○ちゃん作」と書き込み、奥付の作者写真とプロフィールの横に、お子さんの写真とプロフィールを記入すれば、世界に1冊だけの絵本が完成するという趣向です。お子さんの成長記録の1つとしても、またプレゼントとしても喜ばれます。


【書籍DATA】
エリック=カール:作 もりひさし:訳
出版社:偕成社
推奨年齢: 1歳くらいから
   

第5位 ねないこだれだ

1歳絵本人気ランキング第5位『ねないこだれだ』の表紙画像

切り絵の素朴なタッチと世にも恐ろしい(?)ストーリーが魅力の絵本です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第5位は、『ねないこだれだ』。『ねないこだれだ』という書名に惹かれて、この本を「寝ない子を寝かしつけるために利用しよう」などと思ったら、とんでもないことになるかもしれません。なぜって、夜に読んだら眠れなくなるくらいコワ~イお話ですからね?!

最初から少し脅かしてしまいました。ごめんなさい。『ねないこだれだ』は、確かに怖いお話ですが、どういう訳か子どもたちにとてもファンが多いのです。

おばけに「よなかにあそぶこは おばけにおなり」と呪文のような言葉をかけられた夜更かしの子どもは、なぜか突然足がなくなって、おばけになってとんでいってしまいます。「さて、それからどうなるの?」と思っていると、お話はそこでおしまい、驚くほどあっさりとエンディングを迎えます。

大人には、少々消化不良の感がある結末ですが、このあっさり感が、実はとても大切なのではないかと思います。例えば、話題になった『地獄』という絵本は、絵本の側から、これでもか、これでもかと恐怖を強要してきますが、子どもの「その後」を想像できるこの作品の結末には、怖いもの見たさの子ども心とその想像力に、恐怖の度合いを決める「自由」が用意されています。子どもたちが、コワイコワイと言いながら、何度も読んでとせがむのはそんなところに魅力を感じているのではないでしょうか。

蛇足ですが、くれぐれもこの絵本を「しつけに利用しよう」などはお考えになりませんように。絵本は、「怖さ」だって楽しませてくれるエンターテイメントであって、しつけのための教科書ではありません。親の下心が子どもを絵本嫌いにしてしまったケースをたくさん知っています。「しつけに絵本を利用する大人は、おばけにおなり。おばけになってとんでいけ」ですね~


【書籍DATA】
せなけいこ
出版社:福音館書店
推奨年齢: 1歳くらいから
   

第4位 だるまさんの

1歳絵本人気ランキング第4位『だるまさんの』

みんな大好きだるまさんの、本当の姿がわかる爆笑絵本です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第4位は、『だるまさんの』。子どもたちにはもちろん、大人にも大人気のだるまさんシリーズから、『だるまさんの』が第4位にランクインしました。日本中に爆笑の嵐を巻き起こした『だるまさんが』に続いて、今度はいったいどんなだるまさんが登場するのでしょう? 読む前からワクワクしますね。

「だるまさんの……」と歌うように読みながら、ページをめくると、バ~ンとあらわれる衝撃的なイラスト! だるまさんの目が、手が、歯が、そして尾や毛まで、あんな形やこんな大きさで飛び出してくるのですから、それはもう、泣く子も笑う絵本です。

親しみやすいまるっこい姿が可愛いだるまさん。そもそもは、インドの偉いお坊さんだったはずですが、作者・かがくいひろしさんの手によって、いつのまにか日本の子どもたちの人気者になりました。 だるまさんの魅力を引き出した、かがくいさんの慧眼に脱帽です。


【書籍DATA】
かがくいひろし:作
出版社:ブロンズ新社
推奨年齢: 0歳から
   

第3位 だるまさんと

1歳絵本人気ランキング第3位『だるまさんと』

ついに、だるまさんのお友だちも登場するシリーズ最終作です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第3位は、『だるまさんと』。「あれれ~、また、だるまさんだ!」 そうなんです。またまた、だるまさんなんです。だるまさん3部作の第3巻『だるまさんと』が、これまた堂々3位にランクインしました。いつも可愛いだるまさんですが、今度はどんな姿を見せてくれるのでしょうか?

第2巻まで、絵本に登場するのはだるまさんだけでしたが、ついにだるまさんのお友だち(?)が登場し、紙面ががぜんにぎやかになりました。表紙でだるまさんが仲良く手をつないでいるのは、小だるまさんではありません。小さい方は真っ赤な可愛いいちごさんで、2人のバランスも絶妙です。他にも、ばななさんやめろんさんまで登場し、思わず真似したくなる微笑ましいアクションを披露してくれます。

前2作が、大笑いできる爆笑絵本だったのに対し、『だるまさんと』は、気持ちがほっこりする癒し系絵本ですね。だるまさんシリーズは、それぞれが独立した絵本で続きものではありませんが、3冊すべてを読むと、だるまさんの魅力が倍増するように思います。ぜひ、3部作を揃えてお楽しみください。


【書籍DATA】
かがくいひろし:作
出版社:ブロンズ新社
推奨年齢: 0歳から
   

第2位 くだもの

1歳絵本人気ランキング第2位『くだもの』

読んでいると果物を食べたくなっちゃう、みずみずしい絵本です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第2位は、『くだもの』。まだまだ黄色いサクランボに混じって、食べごろの真っ赤なサクランボも並んでいます。なんて美味しそうな表紙なのでしょう。もちろん、表紙だけではありません。本文で紹介される林檎やぶどうは、皮がつややかに光り甘い香りが漂ってきそうですし、桃や栗はその手触りまでもが伝わってきます。

本物そっくりに描かれた果物はどれも、それはもう美味しそうで、「さあ どうぞ」と言われれば、子どもたちでなくても思わず手を伸ばして「ぱくり」と食べる真似をしたくなるというものです。

でも、不思議ですね。どんなに写実的に描かれた絵でも、なかには食べたいという気持ちが起きない作品もあります。両者の違いは何なのでしょうか? ガイドは、果物に添えられた手に秘密があるのではないかと思います。果物の皮をむき、食べやすい大きさに切って、時にはフォークまで添えて、「さあ どうぞ。」と差し出してくれる手は、きっとお母さんの手ですね。

美味しそうな果物のむこう側に、優しいお母さんの存在を感じることができる……それが、この作品の1番の魅力なのかもしれません。


【書籍DATA】
平山和子:作
出版社:福音館書店
推奨年齢: 0歳から
   

第1位 きんぎょがにげた

1歳絵本人気ランキング第1位『きんぎょがにげた』の表紙画像

金魚が逃げる? あり得ないけれど楽しいお話に大人も子どもも夢中です(画像提供Amazon)


1歳児におすすめの人気絵本ランキング第1位は、『きんぎょがにげた』。金魚だと言われなければ金魚に見えない(?)ような、真っ赤な金魚が主人公のかくれんぼ絵本です。かくれんぼ絵本ですから、私たちはかくれんぼのオニになって金魚を探さなければなりません。けれども、金魚を隠したのは斬新な色調とデザインで知られる五味太郎さんですから、探し当てるのはなかなか手ごわいことになるのです。

なんとか金魚を見つけても、ページをめくれば金魚はまたどこかに姿を隠す! かくれんぼのルールなんて完全無視の繰り返しが待っています。ところが、子どもたちはこの繰り返しが楽しいらしい……。何回も読んでどこに隠れているかわかっていても、目を輝かせて絵本を見ています。

そんな、子どもたちの様子を見ていて気が付きました。子どもたちは、大人のようにかくれんぼのオニになって金魚を探すこともあるけれど、逆に金魚になって身を潜め、見つからないかとドキドキしながら遊んでいることもあるのではないかと。考えてみれば、子どもたちはいつも空想の世界を傍らに置いて遊んでいます。『きんぎょがにげた』という作品には、その空想の世界へ簡単に入ることができる特別な入り口が用意されているのかもしれません。さすが、五味太郎、ただものではありません。


【書籍DATA】
五味太郎:作
出版社:福音館書店
推奨年齢: 0歳から
   
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