機能的な目玉はR-MIX
もちろん、SONAR X2の特徴はWindows8対応だけではありません。アナログ・コンソールをエミュレートする「Console Emulator Module」というものが搭載されたり、 OVER LOUD社のTH2 PRODUCERやBREVERB SONARといった先進的なエフェクトが搭載されるなど、いろいろな新機能が搭載されています。そうした中で、1つ特筆すべき点があります。それがR-MIX機能の搭載です。
R-MIXとは、Rolandが開発したV-Remasteringという技術によって作られたソフトで、音を2次元グラフィックで視覚化するとともに、それをエディットできるようにするものです。ここで詳細を述べませんが、気になる方は、DTMステーションの記事「Rolandの最先端技術、V-Remasteringがスゴすぎる」や「V-Remastering搭載のiPadアプリ、R-MIX Tabが850円で登場だ!」などをご覧いただければと思います。
で、そのR-MIXがSONAR X2に搭載されたとは、どういうことなのか?実はこのR-MIXがVSTプラグインとなり、SONAR X2 PRODUCERに組み込まれたのです。これにより、R-MIX単体のソフトよりもさらに進んだ使い方ができるようになっているのです。
そう各トラックごとに利用できるので、あるトラックのノイズを取り除くといった使い方もできるし、別のトラックのフィルターとして音に味付けをすることや、音を変化させていくことも可能です。
また、1つのトラックに複数のR-MIXをかけることも可能ですから、こうすると、複数の窓を設定して操作をするといったこともできるようになるのです。
このように各DAWとも、いろいろと進化しているんですね。
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