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「レーザー治療でシミ取り」体験レポート(2ページ目)

土佐日記(紀貫之)からの引用、『男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。』今回、『女性もすなるシミ取りといふものを、ガイドもしてみむとてするなり。』レーザーによるシミ取りについての体験に基づく記事です。

西園寺 克

執筆者:西園寺 克

医師 / 感染症・健康情報ガイド


濃ければ濃いほど実感する効果

相当、シミは薄くなりました

相当、シミは薄くなりました

写真では、わかりづらいかもしれませんが、効果は抜群。理由はガイドのメラニン量(テニスとスキーで溜め込んだシミ)が多かったからです。

照射したのは4月の末です。花粉症の季節なので大きなマスクで頬を隠して外出をしていました。

レーザーシミ取りをするのならば冬に

日焼け止めは単位は、SPF50、PA+++

日焼け止めは単位は、SPF50、PA+++

レーザー照射を受けた皮膚はメラニンが多くなり易いため、紫外線に対して敏感に反応します。レーザーを受けた皮膚を再び黒くしないためには、紫外線対策が必須となります。

日焼け止めの表示、UVB(紫外線B)に対しての表示はSPF(Sun Protection Factor)、UVA(紫外線A)に対しての表示はPA(Protection Grade of UVA)です。SPF50、PA+++が最高値となります。現在、多くの市販品が最高値となっています。

11月位からがレーザーシミ取りに適しているという理由に、その時期は日照が短く、太陽の位置が日陰を作りやすいので、紫外線対策が楽ということが挙げられます。マスクに加えて、帽子やマフラーで照射後の一時的に濃くなっているシミ隠しも可能です。

レーザーシミ取りに関するFAQ

■価格と期間
・費用は全顔で1回4万円程度。クリニックによってレーザーの機種や価格に違いがあります。ガイドが体験したところは1ショット600円。70ショット、照射しました。
・時間は1回30分程度。ただし、レーザー照射後の痂がとれるまでは、痂付きのスッピン生活に。(BBクリームなどの使用は可能)
・痛みは、当然あります。照射中から始まり、翌日までは個人差はありますが、輪ゴムで弾かれた後のような、痛みが続きます。
・ガイドのような濃いシミほど、うまく減ります。
・ホクロは原則として対象外です。照射が難しいのと、他の選択肢(例:冷凍後切除)があるからです。

■施術後のケア
・痂が取れるまでは、感染予防対策が必要。外用の抗生物質を塗布します。照射後、一週間は通院を薦めます。
・目で紫外線量を感じるため、サングラスの着用を薦めます。
・日焼け止めや帽子も紫外線対策には有効です。

※肝斑については別の記事とさせてください。

最後に、レーザー治療を体験してみての感想。「美容にかける女性の情熱って凄すぎます。」

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