土佐日記(紀貫之)からの引用、『男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり』。今回、『女性もすなるシミ取りといふものを、ガイドもしてみむとてするなり』ということで、一般的に女性のものと思われている美容皮膚科での施術、レーザーによるシミ取り体験をレポートします。

まず、レーザー治療が肌のどの部分を治療しているのか知るために、肌色の構成要素を知っておきましょう。

肌色って何色?

肌色は、黒と赤色と黄色が三原色

肌色は、黒と赤色と黄色が三原色

肌は、ほぼ透明の角化層を通して、皮膚の下が透けてみえています。では、皮膚の下の色を構成するものは何なのか?

先ず挙げられるのが、黒のメラニンを含むメラニン細胞です。これがシミの原因とされています。

そして、血管の内の血液の色。毛細血管は一層の血管内皮で管腔(通り道)を作っていて、そこを通る成分の色が、肌の色に影響を与えています。

血液を構成する成分で最も多いのは血漿。血漿の黄色はビリルビンという分解代謝物の色です。(家族性黄疸といって、ビルビリンが高い方は土気色に見えることも……)

血球成分は赤血球、白血球、血小板の三種類ですが、数が多い赤血球の赤色が見えています。(貧血を伴う致死的な血液疾患(例;再生不良性貧血)では赤血球が少なくて、色白に見えるため、「美人薄命」という言葉はここから来ているという説も)

少し、話がそれつつの説明でしたが、ここで言いたいことは、黒、赤、黄色の組み合わせで肌色が構成されているということでした。この黒色を取り除くための施術がレーザー治療です。

レーザー治療はメラニン細胞にrock on!

目にもメラニンあるので保護が必要

目にもメラニンあるので保護が必要

レーザーによるシミ取りは実際の施術時間(手術時間)は30分以内です。

網膜(光を捉える部分)はメラニン細胞があり、目にレーザー照射を受けると失明する危険性があるため、レーザーを照射する人はゴーグルを、受ける人は目隠し(一種のeye patch)をします。

レーザー照射箇所と照射後の肌の状態

目と口の間(三叉神経の第ニ枝の支配領域)は面積が広く、額のように前髪で隠す事もできないのでシミができやすい部位なので、ここのシミが綺麗に取れると、一気に色白美肌な印象になります。

照射を受けた場所は出血して、紫から黒の痂となります。大型のマスクをすれば、耳の近くを除けば隠れますが、少なくとも一週間は人前には出づらい感じです。なお目の周囲に照射する場合は、eye patch以上の工夫が必要なので、医師との綿密な相談が必要になります。
(写真提供:とどろき皮膚科

個人差がありますが、レーザーを浴びて壊死したメラニン細胞の残骸を処理する期間、照射後、4週から8週の間、壊死したメラニン細胞の周囲のメラニン細胞が活性化することがあります。ただし、一時的な生体反応なので処理が終われば元にもどります。

して、その効果は? 体験レポートです。