あなたのお尻は下向き?or 上向き?
誰からも愛されるヒップは上向き!
これは、お尻のお肉が横に広がりやすい証拠。悲しいかな立体感がないのは、日本人の骨格の特徴が関係しています。日本人の骨盤は後傾気味なので前かがみになりやすく、膝を曲げた状態で歩く、いわゆるお猿歩きに。この歩き方では、足を付いた瞬間に膝が前に出るのでお尻の筋肉を使わないから、低燃費歩行で代謝も上がりません。おまけにちょこちょこと歩くので、太もも裏のハムストリングスを使わず、お尻と太ももの境目が分からない、どこまでお尻?状態に。
一方欧米人の骨盤は、前傾しているので、背筋をまっすぐ伸ばし、膝を曲げずに足を出してかかとから着地するため、臀筋と腸腰筋をダイナミックに使い、お尻筋肉がピンと張った状態になります。このように、普段の歩き方や姿勢を意識するだけで、ヒップラインに変化が現れてくるはずです。*(腸腰筋とは、骨盤上部の腸骨から大腿骨に付着している腸骨筋と、腰椎から大腿骨に付着している大腰筋の総称です。)
以前もご紹介した綺麗なヒップラインに欠かせない筋肉である大殿、中殿筋、ハムストリングスの重要性を説明してきましたが、今回は「外旋筋群」にフォーカスしましょう。
これは、骨盤と大腿骨をつなぐ『外旋筋群』と呼ばれるインナーマッスルをいいます。『群』という言葉がついている通り、6つの筋肉で構成されています。梨状筋・上双子筋・下双子筋・外閉鎖筋・内閉鎖筋・大腿方形筋です。外旋筋群は骨盤を外側から支える事で、骨盤の位置を正しく保つ役目も果たしています。特にアジア人の特徴でもある、ゲッソリしたムンク尻を解消するには、この外旋筋群と中殿筋を鍛える事が大切なのです。
では次のページから、綺麗な美小尻を作るエクササイズをご紹介しましょう。