アイルランド/アイルランド基本情報

これだけはおさえよう! アイルランド旅行の基本情報(3ページ目)

エメラルドの島と呼ばれるアイルランドは一体どんな国? 日本から飛行機でどのくらいかかる? 物価は? 治安は? アイルランド旅行の前におさえておきたい基本情報をご紹介します。

執筆者:原 貴子

アイルランド旅行 お金の準備と両替

■アイルランドの通貨はユーロ
アイルランドはEU加盟国なので通貨はユーロになります。1ユーロ以下の補助単位はセントで、1ユーロ=100セントです。

数年前のアイルランドバブル全盛期に比べると物価は少し下がったものの、まだまだヨーロッパの中では物価の高い国に挙げられます。なかでも首都のダブリンは、イギリス・ロンドンにも匹敵するとも言われています。日本と同じくらいの物価を想定するといいかもしれません。ただ、円高の今はユーロが安いので、多少お財布に優しい旅行ができます。

お金は日本で両替して行く方がスムーズ。100ユー
ハープ2

アイルランドのユーロコインの裏には、代表的なアイリッシュモチーフのひとつ、ハープが刻印されています

ロなどの大きめのお札ばかりで換金されることがありますが、50ユーロ札より大きい額のお札はあまり流通していないので、極力50ユーロ、20ユーロ、10ユーロ、5ユーロ札で換金してもらった方が便利です。もちろん、空港をはじめとする現地の両替所、銀行、ホテルなどでも換金はできますが、日本の方がレートが良いという声が多数です。

首都ダブリンにはATMがいたるところにありますので、国際キャッシュカードで現地のATMから現地通貨の引出しも可能。ATMは建物の外壁部を利用して設置されているのが一般的で、背後の人から情報を隠す仕切りのようなものはありません。お金を引き出す場合は、同行の家族や友人がいれば万が一に備えて周囲に注意を払ってもらうようにしましょう。

■北アイルランドにはポンドを忘れずに
前述の通り、北アイルランドに足を伸ばす際にはイギリスの通貨ポンド
が必要となりますので、こちらも日本から準備して行くとスムーズです。

ダンルース

北アイルランドの人気スポットのひとつ崖の上にあるダンルース城

北アイルランドでは、エリザベス女王が描かれているイギリス発行のポンドに加え、バンク・オブ・アイルランドなどの北アイルランド各銀行が発行している独自のお札も流通していますので、お札のデザインのバリエーションがかなりあります。お釣りを受け取る際に驚かれる方がいるかも知れませんが、各お札にはしっかり「POUNDS(ポンド)」という通貨単位が書かれていますのでご安心を。

ただし、イギリスで北アイルランド発行のお札を使うと迷惑がられる、という話もあるので、ポンドは使う金額を考慮して両替し、北側から戻って来る前に北アイルランド発行のポンドを使い切るようにするといいかもしれません。逆にユーロ安の今は、ユーロを多めに変えて、余ったら次のヨーロッパ旅行に備えるという手もありますよね。

クレジットカードは、VISAとMASTER カードであればアイルランド全土で使えるところが多くあります。

次のページでは、旅を満喫するために入念に準備してほしい各シーズンごとにおすすめの服装をご紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます