緑のあふれるフェニックスパーク

シカ

ハンティングパークとしての名残りか園内にはたくさんのシカがいる

ダブリン中心地の公園といえば、広さ9ヘクタールのセントスティーブンスグリーンが有名ですが、シティセンターから少し距離はあるものの広さでいえばフェニックスパークに勝る場所はありません。その広さはなんと700ヘクタール以上! 広い公園が数多くあるヨーロッパの都市部の公園でも最大規模を誇っています。

この公園は17世紀にオーモンド公爵が野生のキジやシカのいるロイヤルハンティングパークをつくったことに始まります。現在では人々の憩いの場となっており、一人あたりの平均滞在時間は3~4時間だとか。特に休日は公園内をランニングする人や、日光浴を楽しむ人々、散歩するカップル、ピクニックを楽しむ学生、家族連れなどで賑わっています。敷地が広大なうえ全敷地の30パーセントが木々に覆われているというデータの通り緑も多いので、人が多くても込み合っているという印象はありません。ダブリンの中心地をひと通り観光したら、ここでゆったり過ごすのもおすすめです。そしてこのフェニックスパークには、実はとてもアイルランドらしい要素がたくさんあります。今回はその見どころをハイライト的にご紹介します。

見どころ1  緑に映える高さ35メートルの十字架

十字架

シンプルなフォルムが印象的な巨大な十字架

1970年代当時のローマ教皇ヨハネパウロ2世が訪れた際に記念して立てられたという大きな十字架は、フェニックスパークでも有数のスポット。敬虔なカトリックの多い国アイルランドを語るエピソードとして、教皇がこの場所で行った青空ミサには100万人の人が集まったといわれています。

石碑

ミサの日時が刻まれた石碑

一説によると、この規模の十字架を建てるのにかなり難航し、教皇がアイルランドに来る直前にやっと完成したのだとか。こういう話を聞くと、タイムリミットが迫りつつもジョークなんか言いつつ、最後にはなんとか間に合わせる、そんなアイルランドらしい風景がなんとなく浮かんでしまうんですよね。アイルランドの人たちは本当におおらかでジョーク好きな人たちですからね。

 


見どころ2 ヨーロッパでもっとも高いオベリスク

オベリスク

オベリスクのまわりにはいつもたくさんの人がいる

イギリス関連で建てられたオベリスクは、軍人の初代ウェリントン公爵の功績を讃えて建てられたといいます。ヨーロッパ最長のこのオベリスクは予算が枯渇してこのサイズになったそうで、予定ではさらに大きくなるはずだったのだとか。オベリスクのまわりは芝生が広がっているので、寝そべって日向ぼっこをしている人がたくさんいます。広い公園を歩き疲れたらここで一休みするのもおすすめです。

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