住宅リフォーム/マンションリフォーム

マンションのキッチンリフォームを成功させるポイント(2ページ目)

マンションのキッチンリフォームを成功させるために、押さえておきたい大事なポイントがあります。マンションならではのプラン、レイアウトの工夫、吊り戸棚が不人気?スムーズに進めるための手順、見落としがちな注意点もご紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

マンションのキッチンリフォームをスムーズに進める手順

キッチン窓

事前にシッカリ下見をしてもらうのが、マンションでのキッチンリフォーム成功のコツ。

マンションのキッチンリフォームをスムーズに進めるための手順として、まずは管理規約を確認するところから始めましょう。規約にはその建物における工事での約束事が書かれています。

キッチン交換を行う場合には、この規約に従って進める必要があります。工事内容の可否、工事の申請や手続き方法も事前に確認しておきましょう。

次に業者に下見をしてもらいましょう。どんなプランが可能か下見をしてもらい、プランの提案をしてもらうといいでしょう。事前にシッカリ下見をしてもらうのが、成功のコツです。

その後、そのプランに掛かる費用の見積もりを出してもらいます。キッチンはショールームで実物を見ておくことも大切です。具体的な手順は下記で詳しくお話ししていますので、あわせてご覧下さい。

限られた面積を上手に活かす、無理なレイアウトはしない

マンションのキッチンリフォームで大事なことは、限られた面積を上手に活かすことにあります。収納に関して言えば、空間を見逃さない工夫の他に、扉の形状でも使い勝手が変わります。

例えば通路が狭い場所に大きな収納を設置する場合、観音扉ではなく引き戸にする、頭上の収納は跳ね上げ式にするなどの工夫をしておけば、開けっ放しでも身体をぶつけることなく、スムーズに移動ができます。

食品庫

引き戸の収納なら扉を開けたままでも通り抜けがしやすい。通路が狭いからこその扉の工夫を(TOTO


キッチンを壁付け式から対面式へ交換する時にも注意が必要です。対面式は壁付け式より面積が必要です。以前より狭くて使い難くなったという失敗も見掛けますので、ギリギリの面積での無理なレイアウトは避けましょう。

対面キッチンへのリフォームを失敗しないコツは下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。

電気の容量と配線、コンセントの数と位置に注意を

炊飯器

マンションでは一戸あたりの電気容量に上限が。電気容量の不足に要注意。意外に大きな電力を消費するのが炊飯器。

マンションでは一戸あたりの電気容量に上限があります。IHクッキングヒーター、食器洗い乾燥機、電子レンジ等、工事後は家電が増えて電気容量が足りなくなりがちです。

また意外に大きな電力を消費するのが炊飯器です。キッチンの工事をしたらブレーカーが落ちるようになってしまったという失敗も見受けられます。

キッチンリフォームの際には、どんな家電を使うのかを考慮しながら、コンセントの数、分電盤の容量、回路分けを確認しておきましょう。

壁の工事をする時はコンセントの移動や新設のチャンスです。下記に、ぜひ付けておきたい便利なコンセントの場所ベスト20をご紹介しています。
また問題となる吊り戸棚について、下記で徹底分析をしました。収納としての実力は?なぜ不要品が集まるのか、意外に大きい収納容量、弱点を克服して便利に活用するリフォーム術など、収納に悩んでいらっしゃる方はぜひご覧下さい。 【関連記事】


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