クローゼットを作るとなると、今までは壁を作って、パーツを取り付け、ドアを設置してと、2日以上掛かっていました。今回ご紹介するのは、壁面さえあれば半日で完成する、簡単な後付けクローゼットのリフォームです。思い立ったらすぐできて、衣類がすっきり片付きますよ。

収納に困っているもの第1位は、いつもダントツで衣類

クローゼット

ギュウギュウ詰めのクローゼットでは片付かないのはもちろん、洋服選びもしにくい。

収納に困っているものアンケートを取ると、いつもダントツ1位に輝くのが衣類です。

LIXIL住宅研究所のアンケート(※)でも、何の収納スペースが足りないと感じているかという問いに対し、なんと半数近くの人が衣類と回答しています。(※子どもがいる人757名に調査)

収納リフォームの相談で多いのも、圧倒的にクローゼットが欲しいというもの。衣類は、1着買うたびに1着処分していれば増えることはありませんが、なかなかそうはいきません。

年を追うごとにどんどん増えて、今あるクローゼットの中にギュウギュウ詰めになっていたり、入りきらずに部屋の隅にパイプハンガーを出しっ放しにしていたり。おかげで着たい服が見つからない、また同じような服を買ってしまったなんてことになりがちです。

そこで、これらの衣類がスッキリ片付くクローゼットを作るリフォームを計画してみましょう。イマドキはリフォーム用建材や設備が進化していて、思ったより簡単に後付けでクローゼットを作ることができます。まずはより多くの衣類を片付けることができる形からご紹介します。

 

たくさんの衣類を掛けたいなら、断然「壁面クローゼット」

クローゼットの形には、壁面に一列に衣類を並べて吊るす「壁面クローゼット」、納戸のようにひと部屋の中に衣類やその他の物を収納する「ウォークインクローゼット」、その派生形としてドアを2か所取り付けて通り抜けができる「ウォークスルークローゼット」などがあります。

それぞれに特徴がありますが、限られた面積の中で、できるだけたくさんの衣類を吊るすことを目標にするなら、圧倒的に「壁面クローゼット」が有利です。

ウォークイン

人気のウォークインスタイルは、中に歩くスペースが必要(収納上手になるウォークインクローゼットのリフォームより


パーツで作る

壁面クローゼットはたくさんの衣類を吊るして収納できるのが最大の特徴(クローゼットはこう作る 収納リフォーム術より


ウォークインやウォークスルークローゼットは中に歩く面積が必要になりますが、壁面タイプなら全てを収納として活用できるので、単位面積当たり掛けられる着数が多いのが特徴です。つまり、とにかく衣類をたくさん吊るしたい!という人は、壁面クローゼットがお勧めです。

では次に、壁さえあればこの壁面クローゼットを後付けで設置できる、リフォーム用のシステム収納をご紹介します。

半日で完成!思い立ったらクローゼットの後付けリフォーム

今までの一般的な壁面クローゼットの作り方は、背面と両側面に壁を作り、そこにパイプや棚を取り付け、最後にドア枠を取り付けてドアを吊り込むといった工程が必要だったので、工事期間が2日ほど掛かっていました。

今回ご紹介するのは、部屋の角にそのままクローゼットを取り付けることができる、後付け用のシステム収納です。壁を作ったり補強をしたりする大工工事や壁紙工事が不要で、今ある壁にパネルを取り付けて設置するだけの簡単リフォームです。

作り付け収納

部屋の角部分にあっという間にクローゼットが登場。半日で本格的なクローゼットが完成。\140,600~税・組み立て費は別(後付収納インストレージ・クローゼットタイプ(セフィット


設置の条件は、部屋の角部分、つまり片方と後ろに壁がある場所であることです。解体工事などの必要は無く、壁紙の上からパネルを取り付け固定するだけので、工事は約半日で終了、簡単にできる分コストダウンができるのもうれしいところです。

壁に固定するので地震にも強く、隙間なくぴったりと取り付けられるので、本格的な造り付けクローゼットになります。サイズは幅1346mmと1767mmの2サイズ、天井高さは2280mm~2555mmの範囲でミリ単位でオーダーできます。

設計図

パネルにジョイント金具を取り付け、側板を差し込み固定する。本体と扉が一体になっていてすっきり収まる。


使いやすいクローゼットにするには内部の作りにも工夫が必要

使いやすいクローゼットを作るためには、ただ四角い箱にパイプを取り付けるだけでは、ちょっと足りません。小物やバッグなど、周辺の小物もスッキリ見やすく片づけられるよう、クローゼットパーツを上手に活用しましょう。

クローゼットの中

後付収納インストレージ・クローゼットタイプの内部の様子。基本装備は上部のパイプ2本と下部にある棚。オプションで内部パーツが準備されている。


お手本はバッグの中身です。バッグの中を覗いてみると、化粧品はポーチに入れたり、鍵やパスはポケットに入れたり、自然に整理整頓をしています。クローゼットの中も同じこと。ネクタイは専用ハンガーにまとめたり、小物は引き出しで整理したり、パーツを上手に使って整理整頓をしましょう。

衣類が片付く使いやすいクローゼットを作るリフォームの基本は下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。

押入れをクローゼットにするなら、裏側から使う工夫を

押入れをクローゼットにリフォームしたいという要望は多いのですが、押入れの奥行きは90cm、クローゼットで使いやすい奥行きは60cmです。押入れをそのままクローゼットにするには、パイプを2列に取り付けるなどの工夫が必要になります。

更に使いやすいクローゼットにするのにお勧めは、押入れの裏側から30cm分の収納を作り、反対側からも使えるようにすることです。60cm+30cmの収納はクローゼット+小物収納で両方共にとても使いやすい収納になります。押入れを上手に使う方法は下記で詳しくご紹介していますのでご覧になってみて下さい。
リフォームの技術はここ数年で大きく進化し、思うより簡単にいろいろなことができるようになっています。リフォーム用の製品を上手に使って、ローコストに手軽に快適な住まいを目指しましょう。

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