歯のホワイト二ング・口臭対策/歯のホワイトニング

「ホワイトニングは歯を削る?溶かす?」は誤解です(2ページ目)

「ホワイトニングは歯を削るの?」「ホワイトニングは歯を溶かすの?」という質問について審美歯科ドクターが答えます。自分の歯を大事にしながら、きれいにお手入れ出来る歯のホワイトニングについて、詳しくご説明します。

石井 さとこ

執筆者:石井 さとこ

歯のホワイトニング・口臭対策ガイド

3.クリーニング治療した後に、歯がスース―!
削られちゃった?

歯の汚れを落とすのは大事!

歯の汚れを落とすのは大事!

ホワイトニングと並んで、歯を傷めるのではないかと心配の声が上がるのは、デンタルクリーニング治療です。デンタルクリーニング(通称:クリーニング)治療とは、歯周ポケットや歯と歯の間の歯石をスケーラーという先のとがった道具で一本一本丁寧に取り除いたり、特殊な機械で歯磨きでは取れない歯の表面の汚れを取ったりして、歯をピカピカに磨いていく治療です。

「歯がスース―!削られちゃった?」と思われるのは、この歯石を取ったことが繋がっています。今まで歯の隙間を埋めていた歯石が無くなったことで、歯の面積が小さくなり、削られたように感じるのですね。歯の裏側などを舌で触る癖のある方は、歯石を取る前と取った後では、歯の面積がとても小さくなったと感じられることもあるでしょう。

しかし、歯石をそのままにしておくと、その部分に細菌が繁殖し、強い口臭や歯周病の元になります。歯科クリニックのクリーニング治療で歯を削ることは基本的にありません。定期的に歯の隙間の歯石を取って清潔なお口を保ってくださいね。

4.ホワイトニングのカウンセリングを受けたら
歯を削る治療をすすめられた!どうして?

着色歯はホワイトニングでは真っ白になりません

着色歯はホワイトニングでは真っ白になりません

歯の色を白くするホワイトニング治療ですが、残念ながら全ての方の歯を白くできるわけではありません。神経を抜いてしまった歯や、着色歯を真っ白にすることはできないのです。

着色歯とは、子供の頃に飲んだ抗生物質によって歯に灰色や黄色っぽい縞模様ができてしまった歯のこと。これらは歯の内部の象牙質に着色してしまうので、ホワイトニングをしても多少白くなることはありますが、他の方の歯の様に真っ白になるのは難しいのです。

ラミネートベニアの治療に使います

ラミネートベニアの治療に使います

そこで、審美歯科ではラミネートベニヤという治療をご紹介しています。歯の表面を薄く削り、シェル型(貝のようなイメージ)のセラミックを貼るだけという短期間に終えることが可能な治療です。シェルを貼りつけることで一気にお口元が明るくなります。着色歯で悩んでいて真っ白な歯を手に入れたい方には、ラミネートベニヤといった少しだけ削る治療がおすすめですね。

以上、「ホワイトニングは歯を削る?溶かす?は誤解です!」でした。ホワイトニングに興味があって悩んでいる方のお役にたてれば幸いです。真っ白い歯は自分に自信をつけてくれます。自信がつくと笑顔も増えますね。美歯ライフを一緒に楽しみましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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