可愛い雑貨の宝庫! オアハカのショッピング事情
オアハカのよりすぐり品が並ぶ、さる屋 (C)Yoko Sakurai さる屋 saruyaoax.com
オアハカの民芸
オアハカには豊かな民芸文化があり、豊富な種類の民芸品が存在します。オアハカ市内の市場や、Centro(セントロ)地区のサント・ドミンゴ教会から中心広場のソカロ(Zocalo)までの範囲に並ぶ3本の通り、Garcia Vigil(ガルシア・ビヒル)、Andador Turistico(アンダドール・トゥリスティコ)、5 de Mayo(シンコ・デ・マヨ)には、オアハカ各地の民芸品を扱うショップが並びます。ここではオアハカの代表的な製品とその価格帯を案内します。■テキスタイル
オアハカには刺繍もの、昔ながらので製法で自然染色した糸を使った織物など、さまざまなテキスタイル製品があります。とくにオアハカ市周辺の村々で作られている刺繍のブラウス(ウィピル)は、日本人女性にも人気のアイテム。露店で売られている簡素なものは安価で150メキシコペソくらいからありますが、下の布地が見えないくらい、びっしりと手刺繍がほどこされたものは高級で、6000ペソ以上するものもあります。地元の羊の毛を使い、織ったテオティトラン・デル・バジェ村のラグマット(タペテ)も人気の製品です。価格は350~1万メキシコペソ以上のものまでさまざま。
■木彫りの置物(アレブリヘス)
動物などをモチーフにカラフルな彩色がされたアレブリヘスと呼ばれる木彫りの置物。サンマルティン・ティルカヘテとアラソラという二つの村で作られています。価格は35メキシコペソぐらいからありますが、有名職人が作った手のこんだものになると、1万ペソ以上することも。
オアハカ市内で作られているオハラタと呼ばれるブリキの壁掛けや小物入れは、軽く、破損の心配もないのでお土産にぴったり。壁掛けはハート型モチーフのものが多く、小さいもので5メキシコペソから。ボックス型の小物入れで、手の込んだ模様入りの製品は300メキシコペソほど。
オアハカを代表する陶器が、サン・バルトロル・コヨテペック村で作られる、バロ・ネグロ。着色ではなく独特な焼き方により黒い色の陶器が生まれます。花瓶や壁掛け、聖母、骸骨をかたどった置物など、サイズもさまざまで、小さいものは20メキシコペソからありますが、有名職人が作った2000ペソくらいするものも。また、そのほかの陶製品で有名なのは、アギラール一家の工房が作る素朴な人形。メキシコらしいモチーフで人気です。