IGF-1増加の効果をもたらす、もう一つの物質は「オゾン」
清流と森林がセットになった場所もオススメ
オゾンは、酸素が紫外線の作用を受けることや、植物の光合成の結果つくられるもの。強力な酸化作用をもっており、除菌のほか、脱臭、有機物分解などの効果があります。オゾン層、オゾンホールといった用語もありますから、ご存じの方は多いですよね。
ところで、酸化反応は人間の老化や発がんの要因になると考えられています。その一方でオゾンは、このページで先述したように知覚神経を刺激する作用も持っています。
するとどうなるでしょうか? オゾンは知覚神経を刺激するのですから、人体の中にIGF-1を増やしますよね。実はIGF-1には、抗酸化作用がある酵素を増やす働きがあります。オゾン自体に酸化作用がある一方、オゾンが人体を刺激して増えたIGF-1が生体の抗酸化力を高めるのです(ちなみにこうした現象は医学の専門用語で“生体防御反応”といいます)。
このようなメカニズムでオゾンは全身のIGF-1を増やし、結果として抜け毛・薄毛を予防し、発毛・育毛を促すと考えられるのです。
この秋は、ぜひ森で森林浴を
大自然の中でのキャンプも抜け毛・薄毛予防に効果的
連日猛暑だった今年の夏は、特に頭皮や毛穴に汚れ、皮脂がたまりやすかったかもしれません。ましてこれからの季節は、抜け毛が増えるといわれる秋です。その意味でも、今年の秋の行楽シーズンは、ぜひIGF-1を増やしてくれる場所、森へ足を運んでみてください。テルペン、オゾンを浴び、気分、頭皮とも爽快な時間を過ごしていただくことを願っています。