L-カルニチンとは?

加齢に伴って減ってしまいます

加齢に伴って減ってしまいます

L-カルニチンはアミノ酸の一種で、体の中の脂質をエネルギーに変換するのに欠かせない成分です。体の中にある脂肪酸を、エネルギー製造工場であるミトコンドリアに渡す働きをしています。

カルニチンの前に「L」と付いているのには、意味があります。実はカルニチンにはD型とL型があって、私たちの体の中で働いているのはL型だけなのです。D型のカルニチンは、L型の働きを邪魔してしまうので、L型だけが利用されています。

L-カルニチンは、日本では50年くらい前から心臓病の治療薬として使われていました。今でも、生まれつき脂肪をエネルギーに変えられない病気(脂肪酸酸化異常症)の治療に使われてます。

2002年に薬から食品に分類が変わり、食品として利用できるようになりました。脂質をエネルギーに変換する時に必要な成分なので、「脂肪の燃焼を助ける成分だ」「ダイエット効果が期待できるかも」ということで、テレビで紹介されたり健康食品に使われるようになりました。 

L-カルニチンは、私たちの体の中でも合成されていますが、1日に作られる量は20mg程度。しかも20代をピークに加齢に伴って減ってしまいます。1日に必要な量が約200 mgなので、不足分は食事で補うことになります。食事で摂っている量は、1日100~300 mg程度と考えられています。

L-カルニチンによるダイエット効果は、実は医学的には実証されていません。いくつかの実験結果は、「L-カルニチンを摂っただけでは体重は変わらない」というものでした。今のところ、L-カルニチンによるダイエット効果は、「運動と組み合わせれば効果が期待できるかも」というレベルだと考えておきましょう。