お年寄りのメッカは交通至便
関東で、お年寄りのメッカといえば巣鴨。とげぬき地蔵で有名な東京都豊島区にある街で、たくさんのお年寄りが訪れる街として有名です。大阪で同じ様なポジションの街はといえば、やはり石切さん界隈でしょう。今回は石切神社周辺の街の魅力を探ってみます。はたしてお年寄りのメッカは、どんな場所なのでしょうか?石切神社、正式名称「石切剣箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)」は「でんぼ(関西弁で腫れ物のこと)」の神様として有名です。その他家内安全、身体健全、旅行安全、商売繁盛、とその祈願対象は幅広く、年配の方を中心に大変多くの参拝客で賑わいます。
場所は大阪府東大阪市の東の端、最寄駅は近鉄けいはんな線「新石切」駅徒歩7分。近鉄奈良線「石切」駅も徒歩11分で、近鉄線2線の利用が可能です。「新石切」駅からは御堂筋線「本町」駅まで乗換え無しの21分。神社から本町まで30分を切る通勤至便な立地です。
石切神社周辺の地理的な特徴は、標高が高いこと。生駒山上から直線距離でわずか3km弱です。「新石切」駅、石切神社、「石切」駅と西から順に標高をみると、それぞれ13m、35m、109m。「石切」駅の隣駅である「額田」駅も石切神社徒歩圏内(13分)で、その標高は75m。石切神社周辺からは、行き「額田」駅で標高差40m、帰り「石切」駅から標高差74mの「行きも帰りも下り坂」といった利用もできます。
生駒山麓の西斜面、でも交通は至便。そんな石切の街並の魅力は、昔から変わらない懐かしさと賑わいのある参道、その周辺に広がる山間の田舎町のような住宅街です。まず、次のページでは参道を中心にみてまいりましょう。