高級マンションが売れない理由

買い物カート置き場のある「パークコート六本木一丁目ヒルトップ」の地下駐車場

買い物カート置き場のある「パークコート六本木一丁目ヒルトップ」地下駐車場

都心で新築、日当たりもグレードも申し分ない。おまけに価格が少し安いときた。ところが、売れない。何故だ、とこんな場面に出くわすことがあった。理由を聞いて、至極合点がいったわけだが、じつはあまり珍しい現象でもなかった。答えは「駐車場」。

台数が足りないわけではない。サイズが小さいのである。一般的な機械式駐車場の寸法は特別小さいわけではないのだが、高級マンションのパーキングは大型車がおさまらなければならない。基本中の基本要素ではあるが、物理的な事情で実現しないことがたまにある。いずれは売却を、と想定しながら物件選びをする人は、自分が車を持つ持たないに関わらず、留意すべき項目だろう。

かつて、総戸数20戸前後の邸宅系高級マンションでは、1世帯につき2台分の駐車場を用意しなければハイグレードとは認められなかった。ところが今ではマンションの大型化や日々の固定費の削減意識の高まりから、2台目をあきらめるケースも多いよう。しかし、これだけはいえる。台数を問わず、高級マンションとカーライフは切っても切れない関係にある。

日常使いのセカンドカーがあれば…

「ラトゥール泉ガーデン」(住友不動産)とアウディのカーシェアリングは3年前にスタート。だが、賃貸マンションのサービス

「泉ガーデン」(住友不動産)とアウディのカーシェアリングは3年前にスタート。だが、対象は賃貸マンション

さて、2台あった車を1台に減らす場合、残された車はおそらくセダン。大は小を兼ねる。ゴルフや近郊の旅行に2ドアはやはり窮屈である。手放したのは、ふだん奥さんが使っていた取り回しのしやすいコンパクトカー。やはり、どうしてもそのパターンが多いようだ。

久しぶりの友人とランチ、乗り換えの多い映画館、雨の日の買い物。そんなさまざまな場面で、手軽に乗れるセカンドカーはやはり重宝するものである。大きなセダンは、車庫入れはもちろん、パーキングのスロープさえ気を遣ってしまう。

そこで、このたび注目されるのは「ザ・パークハウス西麻布レジデンス」に導入される初の高級外国車カーシェアリングサービス「プレミアムオーナーズサポート」。提携先はドイツの有名ブランド、メルセデスベンツ。具体的なしくみをまとめてみよう。