時短生活/調理を時短するコツ

余熱利用の「時差調理」で食事の支度が激ラクに(3ページ目)

仕事をしていても、いなくても、朝夕の食事の準備時間は慌ただしいもの、短い時間で食事の支度をしなくてはならず、ついあたふたしてしまう人、意外と多いのではないでしょうか。そんな「あたふた準備」から抜け出すための、ほっとく「時差調理」のオススメです。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

時間差家族の朝食に、激ハヤ!テーブル味噌汁・スープ

朝スープ

きざんだ野菜とコンソメを入れて、1分沸騰させたら外鍋へ。調理も超簡単です。

朝食に味噌汁やスープを作っている家庭では、家族の起床や出勤の時間がばらばらで、そのたびに温めなおすケースも。シャトルシェフのように、デザインがよく置きっぱなしになっていても気にならないものを使うと、こうした食事の時差にも効果的に対応できるようになります。

写真は、ある日のガイドの朝食スープ。たっぷりの野菜をきざんでコンソメと一緒に火にかけて、沸騰1分。そのままダイニングのテーブルの上に置きっぱなしになっている外鍋へセットして、あとは自分の身支度に。20分後にはすべてに火が通り、おいしい野菜スープになりました。レードルとお皿、おわんなどをテーブルに用意しておけば、それぞれが自分でよそって朝食を取ることができます。

 

野菜スープ

身支度をしている間に、余熱のみでしっかり火が通りました。あとは各自でよそっていただくだけ。

朝はどの家庭でも忙しいもの。おいしいごはんやパンさえあれば、おかずの調理を毎日しなくても、トレーの副菜でおいしく食べられるという知恵は、以前こちらでもご紹介しましたね。

眼ウロコ「3分で朝ごはん準備完了」法

常備菜を冷蔵庫から出すだけでも豊かな朝ごはんは作れますが、温かいおかずがやっぱり欲しい! という方には、シャトルシェフなどの保温調理器を上手に使った具だくさん味噌汁やスープを1品追加してみると、グンと見た目も栄養価もアップ。

 

味噌汁

余熱調理の味噌汁は、放置している間に味噌も溶けるので、手間が減ってラクチンです

味噌汁を作る場合は、具材を入れて1分煮立てたあと、分量の味噌を入れた状態で、鍋を外鍋にセットして、テーブルに。味噌は溶かし入れる必要はなく、塊のままでOKです。20分ほどで具材に火が通るころ、味噌もいい頃合いに水分を含んで溶け出していますので、あとはレードルでよくかき混ぜれば、完成です。味噌を溶き入れる手間がないだけでも、かなりラクチンですし、何度も温めなおして煮詰まったり、しょっぱくなることもありません。

家族の人数に合わせて、頃合いのよいサイズのものを用意すれば、このようにスープやおかずをテーブルで保温してくれますので、各自が好きな時間に好きなだけ、よそっていただくことができるのもポイント。調理時間の短縮含め、朝ごはん準備の負担が、かなり減るのではないかと思います。

まとめて料理の時間を取りにくい、忙しい人は、上手に隙間時間を生かした時差料理を。余熱を利用した保温調理は、忙しい人にぴったり、しかもエコな調理方法だと思います。ぜひ試してみてくださいね!



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