6月末、都内にあるポスタルコのスタジオで完全予約制の新作発表会が行われた。毎回なるほど!と思うアイテムが発表されるので個人的に大いに楽しみにしている。今回もその期待を裏切らない内容だった。しかも新作の数がいつもよりも多かった。

ウィールプリンティングのアイテム

ポスタルコでは、鉄のパーツを自在に加工できる旋盤という工作機械を導入し、それをもとにつくり出したのが「ウィール プリンティング」という印刷機。円柱状の金属の外側にさまざまな溝を作って、そこにインクをつけてコロコロと転がして印刷するというものだ。「ウィール」というように、まさにタイヤが回転するように印刷されていく楽しさがある。

これまでは、ノートの表紙にさまざまなラインを印刷していたが、この度リーガルエンベロープをはじめとする、レザーアイテムにもウィールプリントされたものがお目見えした。
ウィールプリンティングundefinedプロダクト

リーガルエンベロープをはじめ、様々なプロダクトにウィールプリンティングが施されている。これまでとはひと味ちがって、シックな印象になっている。こちらのカラーは「チャコールグレー」と「ネイビーブルー」

ウィールプリンティングundefinedプロダクト

ウィールプリンティング」が施されたことでトラディショナルな雰囲気が生まれている

これまでのノートだと「ライン」という印象が強かったが、今回見せていただいたレザーアイテムでは「ライン」から「チェック」模様という仕上がりになっていた。モダンさは残しつつ、どこか懐かしいクラシックさも併せ持つ、ポスタルコらしさあふれる味わいがそこには生み出されている。なお、今後はレザーアイテムでも「チェック」の他、「ライン」タイプも登場してくるという。

これら「ウィール プリンテッド プロダクト」は10月末に入荷予定とのこと。ひとつひとつ手作りなので、世界にひとつだけのアイテムも所有できる満足感も味わえる。

カードが取り出しやすい財布

私はポスタルコの製品をいくつも愛用している。使っていて感じるのは、「メカニズム」というものを備えている点。機械でもないステーショナリーアイテムに「メカニズム」というと違和感を覚えるかもしれない。
ロングundefinedカード&コインundefinedウォレット

ネイビーブルーのほかブラック、オリーブグリーン、ブリックレッドもある。「ロング カード&コインウォレット」各2万4150円。

たとえば、この長財布のカード入れの部分は、その「メカニズム」が感じられる典型的な例だと言える。片側のワンポケットが、そっくりそのままカード入れになっている。ポケットの内側には一風変わった斜めに仕切られたレザーがある。

そのレザーの仕切りは両端だけしっかりと縫いつけられている。カードを取り出すときは、そのポケットを前後にグワッと広げる。こうすると斜めのレザー仕切りがまっすぐになろうとして、それにあわせてカードの前後に隙間が生まれ、カードが取り出しやすくなる。これが私のいうところの「メカニズム」である。

こうした使ってみてはじめて気づく、使いやすい「メカニズム」がポスタルコのプロダクトには随所にある。
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カードポケットの反対側にあるチャック式のコイン収納部分。内側は目が覚めるようなレッド。9月末入荷予定

 


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