入手しておくべきアプリ2:
名曲のオリジナル音源のマルチトラックデータが入手できる「Jammit」
有名楽曲をレコーディングした時のマルチトラックの素材を聴いてみたい……。DTMユーザーでなくても、そんなことを思った人は少なくないと思います。昔ならオープンリールのテープ、今ならDAW上で多くのトラックを用いて楽曲が構成されているわけですが、通常こうしたマルチトラックの音がそのまま公開されることはありません。また古い楽曲だと、既にマルチトラックの素材そのものがなくなっているケースもあり、レコード会社によってはレコード、CDが完成した時点で破棄したり、メディアがもったいないから、と上書きしてしまうケースも少なくなかったようです。
「Jammit」というのは、そんな名曲のオリジナル素材が入手できるというアプリです。もちろん、何の曲でもあるというわけではなく、一部の限られた曲ではありますが、Deep Perple、Boston、Billy Joel、Norah Jones……と、新旧含め様々なアーティストの曲が並んでいます。
Jammit自体は無料で、楽曲データは別途購入(多くの曲は$2.99)する形になっています。ただし、全トラックを一気に入手できるのではなく、「ギタートラックとそれ以外のミックス」、「キーボードトラックとそれ以外のミックス」といった組み合わせになっています。
そしてユニークなのは、Line 6のMobile Inと連携できるようになっていること。POD機能を内包していて、ギターを接続すると、その曲の音色設定ですぐに使うことができるのです。
無料アプリですから、iPadユーザーなら、まずはダウンロードして使ってみると面白いですよ。
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