腰痛が出やすい時期。エクササイズで早めの予防を!
産後ママのカラダは赤ちゃんの抱っこや片寄った授乳姿勢などで腰痛が出やすい状態でもあります。妊娠中から続く悪い姿勢や運動不足などで、腰椎(背骨の腰の部分の5つの骨)の間にある椎間板が圧迫され、腰に痛みが出ることが多く、慣れない育児に追われ自分のことは後回しで、痛みにも鈍感になってしまう方が多いようです。気付いた時にはぎっくり腰になっていた……、ということにならないよう、日ごろから腰をほぐす習慣をつけ、腰痛予防を行っていきましょう。今回は、腰に痛みを出さず、元気に子育てをしていくための腰痛予防エクササイズ、「キャット」と「テイルワグ」のご紹介です。赤ちゃんをあやし、顔を合わせながら行う事もできる、よつん這いでのエクササイズなので、いつでも気が付いた時に行なってみて下さい。
猫のように丸い背中で腰と背中を柔軟にする「キャット」エクササイズ
カラダを猫のように丸くしたり、伸ばしたりしながら骨盤や背骨を大きく動かし、腰と背中を柔軟に使っていきましょう。1. 肩の真下に両手のひらを付き、腰の真下に両膝を付いて、よつん這いの姿勢になります。頭のてっぺんと尾骨(しっぽの骨)で背骨の引っ張り合いをするつもりで背中を伸ばします。この時、頭やおなかが床に近づかないようにおへそを天井の方向へと、カラダの中に引き込んでおきます(首が緊張しないよう、長く保っておきましょう)。
1~3を5回程続けます。1回ずつ姿勢をチェックするように整えしなやかに動いてみましょう。
しっぽを振るように、骨盤を左右にも動かす「テイルワグ」エクササイズ
「キャット」で骨盤や背骨まわりを柔軟に動かしたあとは、左右方向にも骨盤を大きく動かし、更に腰回りをほぐしていきましょう。1. 肩の真下に両手のひらを付き、腰の真下に両膝を付いて、よつん這いの姿勢になります。頭のてっぺんと尾骨(しっぽの骨)で背骨の引っ張り合いをするつもりで背中を伸ばします。この時、頭やおなかが床に近づかないようにおへそを天井の方向へと、カラダに引き込んでおきます(首が緊張しないよう、長く保っておきましょう)。
しっぽのようにつま先を振る時、しっぽを覗くように頭の動きをつけることも出来ますが、首に痛みがある場合は頭を止めたままの動きにしましょう。
1~3を4~6回程行なってみましょう。
反対の足も、しっぽをイメージしながら振るように、ゆっくり動かします。
固くなりがちな背部がほぐれ、骨盤を前後左右に動かすので、腰回りの血流も高まり、腰もほぐれていきます。
赤ちゃんが寝ている時はもちろん、起きていても赤ちゃんと向い合せになるようによつん這いになれば、目を合わせ、笑顔でコミュニケーションもとりながら行うことも出来るエクササイズです。是非、気軽に取り入れてみて下さい。