食べ過ぎると育毛・発毛にブレーキをかける食材がある

トウガラシと大豆

私が推奨する「基本食」トウガラシと大豆

私は「髪の毛を生やす効果大の体内物質「IGF-I」とは?」「トウガラシと豆腐を食べれば発毛促進!?」で、カプサイシンとイソフラボンを同時に摂取して胃の知覚神経を刺激し、IGF-Iを増やすことが抜け毛・薄毛予防、育毛・発毛促進になると述べてきました。代表的な食材でいえば、トウガラシと大豆を使ったメニューが、薄毛男性には効果的であると説いてきたわけです。

先日、ある薄毛男性からこんな質問が寄せられました。

「トウガラシ関係と豆腐類をきちんと食べていれば、他は何を食べてもいいのでしょうか?」

答えはもちろん「YES」。薄毛に悩んでいるとはいえ、トウガラシと豆腐だけしか食べないわけにはいかないですよね。ご飯に魚、肉、野菜……バランスのいい食事を心がけることは大切です。

ただし、食べ過ぎてしまうと胃の知覚神経が麻痺して、IGF-Iが減少してしまう食材には注意してほしいのです。具体的には、次のようなメニューです。


ワースト1 甘いもの(和菓子、洋菓子ほか糖類を多く含む食べ物)

トウガラシなど辛い食べ物をたくさん食べた後、「それほど量を食べたわけではないのに満腹になった」経験がある人はいませんか? 身体が「体内に痛みを引き起こすような危険な物質(=トウガラシ)が入ってきた」と勘違いし、食欲を落とすように脳が指令を出すことが原因です。

しかし、その後に糖類を摂取すると、胃の知覚神経が麻痺して満腹感がやわらぎます。いわゆる「甘いものは別腹」状態になり、満腹感はあるのに甘いものならそれなりに食べることができるわけです。こちらも経験者は多いかもしれませんね。

食欲に任せて食べてしまうと、ますます知覚神経が麻痺してIGF-Iが減少してしまいます。ついには、せっかく食べていたトウガラシや豆腐の働きも台無しに……。近頃「スイーツ男子」なる男性も登場しているようです。しかし、薄毛に悩んでいたり、抜け毛が気になってきた男性は、スイーツを食べ過ぎないように注意しましょう。

 

ワースト2 塩分の多いメニュー(ラーメン、ファストフードなど)

ラーメン

ラーメンに含まれる多くの塩分がIGF-I分泌を阻止する

胃の知覚神経は、塩に刺激される性質があります。となれば、塩分の多い食事はむしろ育毛・発毛を促進させるのでは?と考えてしまうかもしれませんが、ラーメンやファストフードに含まれる塩分は、皆さんが考えている以上に多いのが問題です。

例えば、
  • ラーメン 5~6g
  • ハンバーガー&ポテト 2.5~3g(「ビッグ」「メガ」サイズなら倍増する場合も)
  • コンビニ弁当 3~5g
  • 牛丼 3~4g
といった具合です。これらの数字だけ見るとあまりピンとこないのですが、健康維持のために成人が必要とする塩分は1日10g(小さじ1と3分の2)が目安と聞けば、上記のメニューがいかに塩分を多く含んでいるかわかるでしょう。

塩分の摂り過ぎは、前述した甘いものの多食同様に胃の知覚神経を過剰に刺激し、働きを低下させてしまうので、IGF-Iの減少を招く恐れがあります。したがって、薄毛男性が食べ過ぎると、抜け毛・薄毛対策に悪影響を及ぼすことも考えられます。

塩分を排泄させる効果が高いカリウムを多く含む野菜、果物を食べる、あるいは野菜・果物ジュースを飲めばいいのでは?ともいわれますが、仮に最終的にある程度は体外に排泄できたとしても、多くの塩分が胃の知覚神経を麻痺させることには変わりありません。

ラーメン、ファストフードの食べ過ぎにはくれぐれもご注意ください。

次ページでは、これからの季節、摂取量が確実に増えるあの食べ物とIGF-Iとの関係を紹介しましょう。