極意2 禁煙をしよう
手ごわいニコチン汚れ
クリニックで行う歯のクリーニングでは、いつもたばこのヤニ汚れ落としに苦戦を強いられます。タバコのヤニはとても落ちにくく、歯にねっとりとこびり付く汚れです。歯の表面を黒や茶色く染めていき、独特の嫌な臭いもお口のすみずみまで充満します。
毎日の歯磨きでは、歯と歯の隙間のよごれを100%除去出来ていないと言われています。その隙間にヤニの汚れが溜まると歯周病の原因にもなりかねません。
体にとっても、歯にとっても良い事無しですね。
最近は禁煙ブームなので、「歯のホワイトニングをすると同時に禁煙をします!」という声をよく聞きますよ。 現在ホワイトニングをされている方にも、禁煙はおすすめしています。
いくらホワイトニングで歯を真っ白くしても、タバコを吸うと、早いスピードで白さが失われていくからです。
せっかくキレイにしたのにもったいない!また、汚れが付きやすいと言われている紅茶や赤ワインには、抗菌作用やポリフェノールなど体に良いとされている部分がありますが、タバコは百害あって一利なし!禁煙は体にも歯にも、健康を取り戻すよいチャンスになるでしょう。
極意3 その日の汚れはその日のうちに落とす
その日のうちに汚れを落とそう!
とはいえ外食など、しっかりとした歯磨きはムリという場合は、歯ブラシでササッと汚れを落としてほしいものですが、それさえも難しい場合もありますね。
そんな時私は、綿棒を使って歯の表面につきはじめた赤ワインや紅茶のステインを、キュッと落とす事をオススメしています。
この、ちょっとしたお掃除が案外色の定着を防いでくれるんです。また、綿棒を使うメリットとしては、こすっても歯の表面を傷める事が無く、歯に挟まったものだって引きずり出してくれること。
また、女性ですと、午後になるとよれ始めてくる目元のお化粧直しにも使えますよ。化粧ポーチに綿棒をしのばせておくと、とっても便利です。
そして、もちろん、家に帰ったら、丁寧な歯磨きをちゃんと行いましょう! 歯の間の汚れは虫歯の原因になるので、フロス、歯間ブラシを使って隅の汚れまで落とすことを、毎日の習慣にすることも大切ですよ。
以上の3点に気をつければ、あなたも白くて美しい歯を保つことが出来るはず。大切なのは日常生活のケアにあります。白い歯で、今まで以上に輝く笑顔を手に入れましょう。