行き届いたレターセット(2ページ目)

 

うれしい気配り

その他、下敷きのように便箋に敷いて使う「罫線台紙」も付いている。ここまでならこれまでのレターセットとさほど変わらない。
今回のものには、「そう！これが欲しかったのだ」というものがセットされている。そのひとつが「ペン試し用紙」。
ペンの中でも特に万年筆で書くとなると、そのインクと便箋の紙との相性という問題が出てくる。そのチェックができる「ペン試し用紙」が付いているのだ。これまでは便箋一枚をその試し用に使ってきたが、何もそんなに大きなものはいらない。せいぜい一文字か二文字くらい書ければ、インクとの相性は十分にわかる。
さらに「推敲用紙」というものもある。先程の「ペン試し用紙」ではインクの事前チェックをするのに対し、「推敲用紙」では内容の事前チェックができるという格好だ。手紙を書き慣れている人ならいざ知らず、私のような筆不精者には、これはうれしい存在だ。
ただし、あくまで推敲用なので「オニオンスキン」や「ギルクレストボンド」ではなく、上質紙になっている。内容のチェックと割り切れば問題はないだろう。

推敲だけならA4のコピー用紙でもと思うところだが、この便せんはA5サイズ。チェックは内容だけでなく紙面にどれくらい文字で構成していくかのチェックでもある。その点で同じサイズであることは重要だ。
特に目上の方にお送りするといういざという時には、このセットで万全の態勢を敷いて臨みたい。

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