Dr.ラミー インタビュー
ラミー2000万年筆

ドイツの筆記具ブランド「ラミー」は、今や筆記具業界の中でデザインブランドとして確固たる地位を確立している。それはラミー社 社長のDr.ラミー氏の存在なくしては語れない。現在の「ラミー」をつくり上げたDr.ラミー氏ご自身の口から、ラミーの魅力を存分に語っていただいた。


Dr.ラミーは親日家としても良く知られていますが、今回の来日の目的は?

Dr.ラミー
銀座・伊東屋で開催されている
ラミーフェア(2006年2/15~2/24)
今回の来日の目的はいくつかあります。今年は日本におけるドイツ年です。そのイベントとして、「ドイツ・デザイン展」が現在、六本木ヒルズ アーツセンターギャラリーで開催されています。光栄なことに、私どもの「ラミーサファリ」が数々のドイツデザインの1つに選ばれ展示されているので、それを日本のお客様と共に見学するのが目的のひとつです。

また、銀座の伊東屋では、ラミーフェアが行なわれていますので、その見学、そして日本の売り場を視察させていただく機会にも恵まれました。


デザインは様式を表す言語だ


ラミーにとってデザインとはどういう位置づけのものでしょうか?
 

Dr.ラミー
ラミーの考える哲学を具現化させるためにデザインを考えています
デザインという言葉には大変色々な意味を含んでいます。広義に言えば、商品の外側の概観だということもできますが、私たちはそれを、「様式をあらわす言語」だと考えています。

非常に品質の優れたもの、機能性のあるものとしてとらえてきました。決してこの形や色がいいから採用しようという安易なことはしません。体系的でシステマティックに1本筋の通ったものとして、つまり、ラミーの考える哲学を具現化させるためにデザインを考え、これまで40年間ペンをつくってまいりました。

デザイン=美しいものと、言葉で言ってしまえばとても簡単ですが、私にとっては美しいデザインを見つけるということは「自分探しの旅」とも言えると思います。

約40年前、私が会社を引き継いだときに、”ブラウン”が筆記具を作るとしたら、どんなものを作るだろうかと考えたこともありました。”ブラウン”の方々とも交流もさせていただきました。また、”オリベッティ”や”シトロエン”は私にとって憧れのデザインでした。実際私は昔の”シトロエン”にも乗っていました。また、企業イメージを立ち上げるのに長けていた”ルフトハンザ”の社長とも大変親しくさせていただき、多くのアドバイスもいただきました。こうしたデザインとの出会いや色々な方々との交流や協力関係は、ラミーのデザインの基礎を形作る上でとても大きな意味がありました。