パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ヴァン ドゥ リュド【尾山台】

ブルターニュのMOFパン職人、リュドヴィック・リシャールさんと日本のパン屋さんがパートナーシップを結び、この4月、世田谷の尾山台にベーカリーカフェ、ヴァン ドゥ リュド(VENT DE LUDO)1号店をオープンしました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

MOFパン職人による本格派のパン

青を基調とした店舗

青を基調とした店舗

フランス国家最優秀職人章(MOF)の称号を持つフランスはブルターニュのパン職人、リュドヴィック・リシャールさんと、ポンパドウルの子会社である株式会社パレ・ド・パンがパートナーシップを結び、2012年4月23日、世田谷の尾山台にベーカリーカフェ、ヴァン ドゥ リュド(VENT DE LUDO)1号店をオープンしました。
左:店長undefined三藤貴史(みとうたかし)さんundefined右:リュドヴィック・リシャールさん

左:店長 三藤貴史(みとうたかし)さん 右:リュドヴィック・リシャールさん

尾山台駅を降りてすぐ、青い店の外観が目に入るでしょう。ブルターニュのリュドヴィックさんのもとで2009年から研修を受けてきた日本人の職人さんたちがここでパンを焼いています。

バゲットやカンパーニュは職人技を感じる本格派です。日仏融合といえば、「バゲットLUDO」(294円)は国産小麦とフランス産小麦をブレンドしたバゲットトラディション、すなわち長時間発酵のバゲットです。砂糖が入っていないけれど甘味がある、味の濃いバゲットです。
左:そば粉のバゲットundefined右:バゲットLUDO

左:そば粉のバゲット 右:バゲットLUDO

ここにはそば粉のバゲット(294円)もあります。ブルターニュ地方はそば粉の産地で、ブレノワール(Ble Noir/黒い小麦)と呼ばれ、ガレットに使われるので有名ですが、バゲットにするのはフランスでもめずらしい、リュドヴィックさんの創作です。

このそば粉のバゲット、生地は薄い灰色をしていますが、香りや味に強い癖はなく、重すぎず軽すぎず、小麦粉だけのバゲットよりグルテンが弱まるため、食感はサクっと歯切れがよく、さまざまな料理に合わせられそうです。
左:そば粉のバゲットundefined右:バゲットLUDO

左:そば粉のバゲット 右:バゲットLUDO

ここでは「わさびのクリームディップ」(273円)とあわせることを薦めています。そばにわさび。なるほどの組合せですね。

「わさびのクリームディップ」は、ホワイトソースとクリームチーズをベースに海老、セロリなどが入っています。
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