2012年3月の新型iPadの発表は世界中に大きなインパクトを与えた。9.7インチ液晶に薄型軽量なアルミボディーという基本コンセプトはiPad 2を踏襲しながら、iPad 2のなんと4倍にもなる2048×1536ドットもの超高解像度を実現したためだ。
「単純に解像度が上がっただけ」という辛口の評価もなくはないが、これだけの高解像度を実際に体験してみると、その衝撃は大きい。それはiPad以外のタブレット、つまりAndroidタブレットを製造するメーカーも同じだったことだろう。
新型iPadの登場は、同じ約10インチサイズの画面を搭載するAndroidタブレットの存在意義を揺るがしているといっても過言ではない。ではiPadがすべてにおいてAndroidタブレットを凌駕しているのか……というと決してそんなことはない。iPadにはiPadのメリット・デメリットがあるように、AndroidタブレットにはAndroidタブレットの魅力が詰まっているのだ。