疲労回復法/効果的な疲労回復法

身体の調子を整える日々の3つのカンタン基本習慣(2ページ目)

生活が便利になったにも関わらず、というよりはむしろ便利になったからこそ、腰痛、肩こり、太りすぎなどなど現代人の不調が起こっています。といって、なかなかエクササイズやスポーツは……。という方に、すぐにできる3つの簡単な基本習慣があります。

山田 恵子

執筆者:山田 恵子

医師 / 女性の健康ガイド

身体の調子を整える
カンタン3つの基本習慣

肩こり腰痛も改善!

肩こり腰痛も改善!


「こまめに立つ」

少なくとも最低でも一時間に一回は姿勢を変えましょう。それだけで肩こりや腰痛が改善する人もたくさんいらっしゃいますし、前ページでご紹介したように立ったり座ったりすればきちんとしたダイエットにもなります。なんと、計算上はこまめに立ったり座ったりするだけで食べるものを変えなくても年間で15kgくらい痩せることが可能という話もあるくらいです。

さらに人間の筋力は「寝たきり一日で一つ年をとる」くらい低下します。つまり動かなければ動かないほど筋肉は落ちてゆき、しかも、筋力の低下はなんと30代から始まってしまうのです。若々しく元気な身体を目指すなら、ぜひ「こまめに動く」ことを心がけてくださいね。


「きちんとした姿勢で立つ」

人間の身体は1.0G、つまり重力に適応しています。立つために必要な主な筋肉は「抗重力筋」と言いますが、これはプロポーションを整えたり寝たきりを防ぐ作用のある筋肉群です。

まっすぐできちんとした姿勢で立つと、この「抗重力筋」が効果的に鍛えられます。横から見たときに、外くるぶしの少し前、膝、股関節、肩、耳の後ろが一直線になるような姿勢が理想です。わかりにくい場合は、一回思いっきり伸びをして、それですとんと降りてみてください。比較的良い姿勢に近くなっていると思います。余裕があればデジカメか、誰かにチェックしてもらいましょう。


「深呼吸する」

深呼吸するだけで、胸が開いて背中が伸びますし、深呼吸には副交感神経を刺激する作用があるので、血管が開いて血の流れが改善、リラックスして筋肉もほぐれます。

さらに深呼吸は一回で普通の呼吸の1.6倍もの空気を換気できるので、酸素を多く取り込めることに。個人的にはお手軽でお金もかからない「酸素バーより深呼吸」をおススメします。


詳しくはガイドの新刊、不調を改善し重力に負けない身体を作るシンプル習慣『「立つだけ」ビューティ』でも解説していますので、興味のある方はぜひご参考になさってください。

「立つだけ」ビューティ (講談社の実用BOOK)





 

こちらでは動画でご覧になれます。
不調も改善!キレイを作るカンタン姿勢習慣 前編
~こまめに立つだけでどうして身体にいいの?
不調も改善!キレイを作るカンタン姿勢習慣 後編
~立ち方、肩こり腰痛冷え症改善法

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