そもそもシャンプーはなぜ必要なのか?

新年度にあたって、シャンプーの意味をもう一度考えてみよう
そもそも、シャンプーはなぜ、薄毛予防、発毛の促進にとって重要なのか。これを理解すれば、おざなりなシャンプーにはならないはずです。シャンプーの目的は、主に以下の4つです。
- 毛穴に詰まった汚れ・脂分を落とす
- マッサージ効果・温効果により頭皮の血行を促進する
- 髪の毛そのものの汚れを落とす
- 健やかな髪の毛を育む土壌をつくる
最近のシャンプーはしっかり泡立つので「洗った~!」という満足感が得やすいのですが、毛穴に詰まった汚れ、脂分をきちんと落とせていない場合も。では、どのように洗えばいいのでしょうか?
シャンプーの正しいプロセスを知ろう
■1.きちんと予洗いを
予洗いの前にブラッシングをするとベター

時間をかけて泡立てることで、真面目にシャンプーしようとする気持ちも生まれる

指に力を込めて、セルフ指圧をやるような感覚で
「指の腹で毛穴に詰まった汚れや脂分をきちんと落とす」とイメージしながら洗うのがポイントです。 親指は添える程度にして、主に使うのは残りの4本の指。後頭部の生え際、耳の後ろや襟足、耳の上のこめかみ、つむじのある頭頂部、前頭部、額の生え際など、下から上へ洗い上げるような意識で。
時間は2~3分が目安。頭皮を洗うようにすることで、同時に髪の毛の汚れも自然と落ちていきます。泡のたち具合によっては、2回シャンプーしてもOKです。
■4.入念にすすぐ

節水うんぬんはあまり考えずに入念にすすいでください
ここまでが基本的なシャンプーのプロセスです。忠実に行えば10分程度はかかりますが、面倒くさがらずに、しっかり丁寧に行ってください。シャンプー後、リンス、トリートメント、コンディショナーなどで仕上げるのもOKですが、しっかりすすぎ、頭皮、髪の毛に残さないようにするのをお忘れなく。
シャンプーする時間帯は必ず「夜」
なお、シャンプーを行う時間帯は、圧倒的に「夜」がオススメ。主な理由は以下のとおりです。- 忙しい朝に比べると、時間をかけて、しっかり丁寧にシャンプーできる
- 髪の毛が最も成長しやすい時間帯は、副交感神経の活動が活発で、成長ホルモンが大量に分泌される22時~2時の間。その前にシャンプーしておくと理想的
- シャンプー後、地肌からゆっくりと脂分が分泌され、髪の毛を守る「庇護膜」がつくられる。朝のシャワー時のシャンプーでは、庇護膜がつくられる前に外出することになってしまう
次ページでは、薄毛に悩む男性向けシャンプーの選び方を説明します。