2012年度「発毛・育毛を見直す」宣言
新年度は発毛・育毛を見直すいい機会
もちろん、仕事や勉強に直接関係はありません。でも、抜け毛・薄毛を予防し、発毛・育毛を促進することも男性にとって大切なのは間違いのないこと。私は、改めて発毛・育毛を見直し、きちんと取り組み始めるタイミングとして4月はピッタリの季節だと考えています。ここでは、そのために必要な知識をまとめていこうと思います。
髪の一生と抜け毛のメカニズム
髪の毛は毛母細胞が分裂を繰り返すことによって生成されます
髪は人間の皮膚が変化してできたもの。皮膚の外に出ている「毛幹」と、頭皮の下にある「毛根」とで構成されています。髪の毛を生やす“源”は毛根にある毛乳頭細胞と毛母細胞。毛乳頭細胞が、毛母細胞を活性化したり、毛根の血流を増やして、育毛に重要な役割を演じています。
ただし、髪の毛にも寿命はあります。専門用語で「ヘアサイクル」と呼ばれており、次の3つに分かれています。
- 成長期(通常2~8年間)
- 退行期(通常2~3週間)
- 休止期(通常2~3ヶ月間)
成人男性の髪の毛は約10万本。そのうち約1割にあたる1万本は休止期に相当しています。平均すると毎日50~80本ほど抜けていくのが普通なので、抜け毛を発見してもすぐにあわてる必要はありません。
しかし、なかには本来ならまだ成長期であるにもかかわらず、毛母細胞が正常に働かず、退行期、休止期を迎えてしまう髪の毛もあります。このような毛が増えると、抜け毛が多くなり、薄毛が進行してしまいます。
ヘアサイクルを正常に戻し、髪の毛本来の成長期をキープするにはどうすればいいのでしょうか。その重要なカギとなるのが、この物質なのです。