文書の読みやすさを左右する行間(行送り)
文書の読みやすさを左右する要素はいくつかあります。本文の文字サイズ、フォント、行間、文字間などが代表的ですね。今回は、その中で行間に注目したいと思います。次の3つの文書をご覧ください。どれが読みやすいと思いますか。行間がせますぎて全体がゴチャゴチャした印象になっています。とても読みやすいとはいえません
3つの中では最も読みやすいのではないでしょうか。
行間が広すぎて散漫な印象となっています。視線の移動も大きいので読みづらいと思います
いちばん上は行間がせますぎて、とても読みやすいとはいえません。逆にいちばん下は行間が空きすぎて読みづらいですね。やはり、真ん中がいちばん読みやすいと思います。この真ん中が、ワードの標準設定です。
なお、「行間」と「行送り」は指している場所がちがいます。「行間」は行と行のすき間の間隔、「行送り」は行の上端から次の行の上端までの間隔を指しています。
「行間」と「行送り」の意味
ただし、ワードでは「行間」と「行送り」の意味が混乱しているところがあります。本来は「行送り」なのに「行間」という言葉が使われている箇所があるのです。が、混乱のもとになるので、ここではこの問題には触れないでおきます。
>読みやすい行間(行送り)とは?