ワード(Word)の使い方/長文・校正・変更履歴

行間(行送り)の設定 見やすい文書作成のコツ

読みやすい文書を作るポイントはいくつかありますが、今回は「行間(行送り)」について考えてみたいと思います。文書の行間は、狭すぎても広すぎても読みづらくなります。読みやすい行間はどれくらいなのか、実際のレイアウトを見ながら、ご紹介しましょう。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

文書の読みやすさを左右する行間(行送り)

文書の読みやすさを左右する要素はいくつかあります。本文の文字サイズ、フォント、行間、文字間などが代表的ですね。今回は、その中で行間に注目したいと思います。次の3つの文書をご覧ください。どれが読みやすいと思いますか。

行間がせますぎて全体が詰まった印象になっています。とても読みやすいとはいえません

行間がせますぎて全体がゴチャゴチャした印象になっています。とても読みやすいとはいえません

3つの中では最も読みやすいと思います

3つの中では最も読みやすいのではないでしょうか。

行間が広すぎて散漫な印象となっています。視線の移動も大きいので読みづらいと思います

行間が広すぎて散漫な印象となっています。視線の移動も大きいので読みづらいと思います


いちばん上は行間がせますぎて、とても読みやすいとはいえません。逆にいちばん下は行間が空きすぎて読みづらいですね。やはり、真ん中がいちばん読みやすいと思います。この真ん中が、ワードの標準設定です。

なお、「行間」と「行送り」は指している場所がちがいます。「行間」は行と行のすき間の間隔、「行送り」は行の上端から次の行の上端までの間隔を指しています。

「行間」と「行送り」の意味

「行間」と「行送り」の意味


ただし、ワードでは「行間」と「行送り」の意味が混乱しているところがあります。本来は「行送り」なのに「行間」という言葉が使われている箇所があるのです。が、混乱のもとになるので、ここではこの問題には触れないでおきます。

読みやすい行間(行送り)とは?

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