ネット社会で気をつけなければいけないのがプライバシー情報。

誕生日や電話番号をパスワード、暗証番号にしている人も多く、プライバシー情報が分かればホームページを乗っ取ったり、ネット銀行にアクセスし”なりすます”ことができます。

アメリカの情報セキュリティ会社がパスワードについて調査したところ1番多く設定されていたパスワードは「123456」という一連番号だったという、あきれかえる事実もあります。
→ 複数のパスワードを管理するコツ

Googleのプライバシーポリシーが改訂

Googleのプライバシーポリシーが改訂

Googleのプライバシーポリシーが改訂

情報共有にGoogleカレンダー、Googleドキュメントを使っている会社がたくさんありますが、Googleでは2012年3月からプライバシーポリシーが改訂されます。1月からポリシー改訂のお知らせがGoogleに表示されていますが読まずに無視している人も多いでしょう。けっこう影響が大きい改訂です。

対象はGoogleアカウントを持っているユーザーで、Googleのサービスで検索でしか使っていない人は対象外。そうはいってもホームページを持っていればアクセス解析ソフトGoogleアナリティクスが定番ですし、GmailやYouTubeを活用している人も多く、たくさんのネットユーザーが対象となります。
※自分が使っているGoogleサービスはGoogleダッシュボードで確認できます。

Googleは60種類以上のサービスを提供していますが今まで別々だったプライバシーポリシーが3月から一本化されます。Googleアカウントでログインすると”あなた”ということを認識し、情報が蓄積されていきます。

目的はサービスのパーソナライズ化と広告

レコメンデーション機能が”あなた”好みの広告を表示

レコレコメンデーション機能が”あなた”好みの広告を表示

"Google+"でのやりとりも対象で、すべてGoogleアカウント単位、つまり”あなた”について膨大な情報が集められます。Googleは集めた情報を分析して、サービスのパーソナライズ化をすすめます。

今でもGoogleアカウントでログインして検索すると、ふだんよく見るサイトが上位に表示されますが、これがもっと顕著になります。またラーメンと検索すると、どの地域から検索しているのか判断し、その地域にあるラーメン店が地図で表示されるようになっていますが、豚骨ラーメン好きなら豚骨ラーメン店を優先して表示するようになっていくでしょう。

Googleがプライバシーポリシーを改訂し、プライバシー情報を集める目的は広告での活用。”あなた”の情報を分析し、どういったサイトをよく見ているか、どんな動画を見ているか分かれば、”あなた”の好みが把握できます。ユーザの好みを分析しユーザーが興味のありそうな情報を表示するサービスのことをレコメンデーションと呼んでいますが、Googleが考えているのは”あなた”の好みにあった広告の表示です。
→ レコメンデーションを活用

豚骨ラーメン好きの”あなた”向けに広告が出る

豚骨ラーメン好きには近くの豚骨ラーメン店のクーポンが自動的に出てくるようになる

豚骨ラーメン好きには近くの豚骨ラーメン店のクーポンが自動的に出てくるようになる

”あなた”がBlogger(Googleのブログサービス)に豚骨ラーメンの記事を投稿し、豚骨ラーメン店をよく検索していれば、豚骨ラーメン好きということがGoogleに分かります。

”あなた”がアンドロイド端末を持っていれば位置情報を使って、近くの豚骨ラーメン店のクーポンが自動的に出てくるようになります。豚骨ラーメン好きのあなたはおそらくクーポンをクリックしてお店に行くでしょう。ユーザーにとって興味ある広告が表示されますのでクリック率が上がります。広告主だけでなく広告収入が増えるGoogleもハッピーになります。

昔から”タダほど高いものはない”と言いますが、Googleはサービスを無料で提供する代わりに広告を出します。そんなのいやだと言うのなら、今すぐGoogleアカウントを抹消して、検索のみ使うようにしなければなりません。