パン/パン屋さん取材レポート(西日本)

ル・プチメック京都【今出川】(2ページ目)

All About読者が選ぶパン屋さんの人気投票「ベストパン」で、2011年度のグランプリを獲得したル・プチメック。京都の今出川で14年前にオープンした心温まるビストロ風の本店を取材しました。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

唯一無二のこだわりの店づくり

大人気のクロワッサン

大人気のクロワッサン

訪れるお客さんの年齢層は幅広く、年配の男性客も結構多いのです。パンを買うついでにコーヒーを一杯のんでいく人も少なくありません。

昔、ビストロと間違って入ってきてメニューも見ずにオムレツをオーダーし、それを西山さんが作ってあげたことがきっかけで、それから14年、通い続ける(もちろんオムレツは最初だけでしたが)イギリス人紳士もいれば、店で執筆をする小説家もいるのだそうです。
各種バゲット

各種バゲット

心地よいビストロのような雰囲気ですが、料理人出身の西山さんは、最初は料理を出したかった、と言います。今でも、人と時間さえ揃えば出したいと思っている、と。
シンプルなカスクルートは数種類

シンプルなカスクルートは数種類

「料理人はすごいと思っています。パティシエはケーキ、ブーランジェはパンだけでも成立するけれど、フレンチの料理人はコースすべてができないと駄目ですから。

料理人時代、僕はフランス料理は切り売りできる、すごいもんやなと思いました。前菜だけの店を作りたいと思って構想を練ったこともあります。ここでも、いつかスープやプレート料理を出せたらと思っています。人気のメニューができたら発展させて、次にはスープだけ、タルトだけといったような専門店を出せるかもしれない。僕は店を作ってまわすのが好きなんです。店オタクなんですよ」
右上はレモンと白チョコレートのセーグル(399円)下はオリーブやアンチョビの入った棒パン各種(189円)

右上はレモンと白チョコレートのセーグル(399円)下はオリーブやアンチョビの入った棒パン各種(189円)

西山さんは、料理人出身のパン職人であるだけではなく、訪れる人を喜ばせる店づくりに情熱を注ぐ経営者でもありました。

さて、1号店が軌道に乗ってきた頃、フレンチのお惣菜料理を本格的に販売したいと考えた西山さんは、冷蔵ショウケースを置いて、パンに合う料理をメインの商品とした店作りを計画し、2号店を出します。

そのお話はル・プチメック京都【御池】記事で。

ル・プチメック(今出川)

ル・プチメック(今出川)

ル・プチメック(今出川)
住所:京都市上京区今出川通大宮西入元北小路町159
電話:075-432-1444
営業時間:8:00~20:00
営業は金土日のみ
今出川駅徒歩15分
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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