天職とは、生涯続けていける職業
栄徳さんご夫妻。二人の掛け合いも素敵だった
「無理をしないで長く続けてください。天職とは、神さまから与えられたものということではなく、天に昇るまで、一生涯続けていける職業のことではないかと思っています」。
これはパン業界でなくても、女性でなくても、普遍の言葉かもしれません。
二人のお子さんを育てながら栄徳さんをサポートする奥さまの友紀さんは、主にサンドイッチ、スイーツ担当。保育園に子供を迎えに行くと一日の疲れが取れるといいます。理論派の栄徳さんに対して感覚派。ゆたかな感性と国際経験を活かして、ブラフベーカリーのパンにしっかりと奥行きを持たせています。
栄徳友紀さん
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人生には、小さなことにこだわるよりも、大切にしなければならないものがある、ということを昨年、父親の急逝によって知らされた、という栄徳さん。「まわりを見ろ、と父によく言われていました。スタッフとかまわりをもっと見てあげないと、と今は思っています」
朝8時に始まるブラフベーカリーでは13時半から15時まで長い昼休みがあります。同じ販売スタッフが無理なく居られるように。おいしいパンを提供していくために、そこで働くスタッフは、とても大切です。