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Paperback スタイルのノート(2ページ目)

職人による手作り製本の美篶堂から海外の香りがするノートブックが新たに登場。これまでの印象を覆す、柔らかい印象ですが、紙を知り尽くした3社のこだわりが込められています。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

書きやすい紙面

Paperback というと、そもそも本なので見開き性はあまりよくない。今回のノートでもパラパラとめくった時の印象では本のような感じがある。しかし、少し力を入れてぐいと広げてみると、気持ちよく背が二つに割れてフラットに近い見開き姿となる。これはどのページやってみても同じだった。さすが、美篶堂の製本と言える。
美篶堂undefinedペーパーバックノートブック

美篶堂の十八番である見開き性の良さ

そこに万年筆で書いてみると、上質な紙、そしてフラットになる見開き性とがあいまって、快適にペン先が進んでいく。ただ、見開きの左右両側に書いていて私の思い過ごしかもしれないが、多少書き心地に違いがあるのを感じた。
美篶堂undefinedペーパーバックノートブック

万年筆での書き味がことさらいい

左のページではやや滑らかに書け、右ページではほんのわずかだが、書いていて紙面に凹凸が感じられた。特にB(太字)の万年筆で書くと分かる。
美篶堂undefinedペーパーバックノートブック

インクのにじみなどは左右同じだが、書き心地が左右で微妙に違うように感じられた

美篶堂undefinedペーパーバックノートブック

見開き性の良さを活かして、こんな感じでも書いていける

ひょっとすると紙に表裏性があるのかもしれない。いずれにしても快適に書けることに変わりはない。「アジ」が少しだけ違うということで、これはこれで面白いし、書く事自体を楽しめるのではないかと思う。
美篶堂undefinedペーパーバックノートブック

裏面には、3社のロゴ。もちろん、こちらも活版印刷

今回の「Paperback Notebook」、作りがとてもシンプルだからこそ、ひとつひとつの作りこみをダイレクトに感じることができる、味わい深いノートだ。
美篶堂undefinedペーパーバックノートブック

万年筆でゆったりと楽しみたいノートだ

【関連リンク】
美篶堂 Paperback Notebook

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