HONDA(ホンダ)/ホンダの車種情報・試乗レビュー

スポーティに、上質に生まれ変わった4代目CR-V

ホンダのワールドカーであるCR-Vがフルモデルチェンジを果たし、4代目にスイッチ。2.0のFFを復活させ、内・外装と走りに磨きをかけている。積載性の高さなど見どころ満載だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

よりスポーティに、上質になった新型CR-V

CR-Vフロントマスク

ボディサイズは全長4535×全幅1820×全高1685mm。先代よりもサイズダウンしながら室内が広くなるなど、パッケージングの進化も見逃せない。価格は「20G」が248万円、「24G」が275万円

12月2日からリリースとなった4代目CR-V。より精悍になったフロントマスクやキックバックしたリヤピラーとブーメラン型のリヤコンビランプなど随所に新しさを散りばめ、全体としてはスポーティで質感も一段と高まった印象を受ける。

今回のラインナップは、2.4Lに5速ATを組み合わせた「24G」と、2代目からの復活となる2.0Lに、CVTの組み合わせになる「20G」というシンプルなグレード展開で、2.4Lは4WD、2.0LはFFのみを用意する。

インテリアもクオリティアップ

リヤビュー

曲率の大きなテールゲートウインドウによりワイド感や機能性を表現しているという。キックバックしたリヤピラーやブーメラン型の縦型リヤコンビランプもアイキャッチ


最近のホンダ車のインパネはオデッセイに代表されるように、凝った造形ではあるもののスイッチ類が多く、煩雑なイメージがつきまとっていた。だがCR-Vは、翼を広げたようなラウンドフォルムやインパネに配されたガーニッシュなどにより、新しさを存分に感じさせながら上質な雰囲気が漂う。エコ運転度が分かる自発光メーターもホンダではお馴染みだが、見やすさも十分確保されている。

キャビンは大人4人がゆったりできる広さを確保し、室内幅にも十分な余裕があるから短時間なら後席の3人掛けも許容するだろう。4人までならファミリーカーとして高い資質を備えている。

積載性も良好で、目玉は後席の「ワンモーションフォールダウン」。荷室両側にあるレバーを引くと、後席の座面が前に持ち上がり、背もたれもゆったりと前に倒れる。後ドアを開ければ、シート横にあるストラップを引くだけでもダブルフォールディングが完了する。後席を倒せば1.5m超の長尺物が入るし、荷物を満載してアウトドアを楽しむというニーズにも当然ながら十分に応えてくれる。

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