2.0Lでも必要十分以上!
新型CR-Vは、2.0LのFFと2.4Lの4WDを用意するが、動力性能的には前者でなんら不足は感じなかった。街中はもちろん、高速道路を流れに乗る、ときにはリードするという走り方でもモアパワーを意識させられることはない。急勾配を登る際などは、ECONボタンをオフにすればこと足りる。約3km/Lの燃費のアドバンテージも考慮すると、雪国など4WDが必須な場合以外は、積極的に2.0LのFFをチョイスするのが賢い選択だろう。なお4WDは、デュアルポンプからFF駆動を基本として勾配や空輪を察知すると駆動力をリヤにも振り分ける電子制御式4WDにアップグレードされている。
乗り心地が一段とよくなっているのも朗報だ。リヤダンパーの容量を10%アップし、減衰性能を高めたというが効果は絶大。試乗車はブリヂストンの「デューラー」を装着していたにもかかわらず、路面がよければ舐めるようにスムーズに進む。細かな凹凸があるとタイヤの大きさを感じさせるショックはあるが、角が取れたショックだし、SUVとしてはまさに期待以上の乗り味を堪能できる。
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