無線LANに対応していないプリンターを無線化(Wi-Fi対応)
パソコンをいちいち移動させてプリンタに接続しなくても印刷できるのは、非常に便利。
ところで、プリンタとパソコンはどのように設置していますか? 「パソコンの横にプリンタを設置し、USBケーブルで接続。印刷するときはそのプリンタを使っている。」という方も多いのではないでしょうか。
プリントサーバー機能のある無線LAN親機を使う
Wi-Fi(無線LAN)に対応していないプリンタをWi-Fi(無線LAN)で使うには、「プリントサーバー機能」に対応した無線LAN親機を使います。最近の無線LAN親機には、同機能が付いているものも多いので、一度マニュアルを調べてみましょう(機能の名称は機器によって違うことがあるのでご注意ください)。プリンタや複合機と、無線LAN親機をUSBで接続すれば、無線LANに対応させることができます
これから無線LAN親機を導入される方は、プリントサーバー機能が付いているかどうかチェックして購入するとよいでしょう。Buffaloの製品であれば、この「デバイスサーバー設定ツール 」ページの「対象製品」リストを見れば対応機種が分かります。
USBで接続して、ソフトをパソコンに入れるだけ
プリントサーバー機能を使って既存のプリンタをWi-Fi(無線LAN)対応にする操作は難しくありません。Wi-Fi(無線LAN)を設定したことがある方であれば簡単に設定できます。ここでは、バッファローのWZR-S1750DHPを使って設定してみます。(注)WZR-S1750DHPは旧機種ですが、現行機種でも設定や操作は同じです。
1. Wi-Fi(無線LAN)を使って、パソコンを無線LAN親機に接続する
AOSSなどの簡単接続設定を利用しましょう。
2. パソコンにプリンタのドライバをインストールする
プリンタのマニュアルを参照してインストールします。このとき、プリンタとパソコンを有線で接続して、ちゃんと印刷できるかを試しておきましょう。
3. 親機とプリンタを接続する
USBケーブルで親機とプリンタを接続します。
4. プリントサーバー機能を設定するツールを入手する。
親機に付属しているCDにあることもありますが、ないこともあります。WZR-S1750DHPの場合は、ないのでBuffaloのサイトからダウンロードします。名称は、「デバイスサーバー設定ツール」となっています。
5. ツールをインストールする。
基本的に画面に表示される手順で進めてください。
以下の画面が表示されたら、複数のパソコンで利用するため、「手動接続」オプションを選択してください。
6. インストールしたソフトを起動する
インストール直後の場合は、自動的に起動されます。起動すると、親機のUSB端子に接続したプリンタの名前が表示されるので、選択し、画面下中央の[接続]ボタンを押します。
これで、プリンタの「使用できます」が「あなたが使用中です」に変化すれば準備完了です。
早速印刷してみましょう。印刷したいファイルを開き、アプリケーションの「印刷」メニューを選択します。するとプリンタ名が表示されるので、選択して[印刷]ボタンを押します。
もし、表示されない場合は「プリンタの追加」で追加してください。
コンピュータを再起動した場合は、再度「デバイスサーバー設定ツール」を起動して再接続してください。
また、Wi-Fi(無線LAN)に接続している他のパソコンにソフトをインストールすれば、同じ操作で印刷できます。つまりプリンタの共有が実現するわけです。
ちなみにプリントサーバー機能のない親機を使っている場合でも、Wi-Fi(無線LAN)接続しているパソコンにプリンタをつなぎ、プリンタを共有設定すれば、とりあえず他のWi-Fi(無線LAN)対応パソコンからも印刷できるようになります。
ただし、この場合プリンタがつながったパソコンの電源は常に入れておく必要がありますので少々面倒です。
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