セカンドライフのリフォーム
ポイント2 : 健康で安全に暮らせる家にする
年を取ると段差の高い階段は昇降がしにくくなり、視界も暗くなるので明るい照明が必要になる
バリアフリーであることは必須です。バリアフリーな家とは障害物の無い家という意味ですが、家の中の障害物は床の段差だけではありません。
年を取ると足腰だけでなく、握力や視力も落ちてきますし、家の中の温度差も体調に影響を与えます。今のうちにこの先もずっと健康で安全に暮らせる家にリフォームしておきましょう。
家庭内事故のデータを見てみると、高齢者ほど家の作りが原因での家庭内事故が多くなっています。つまり 「住人の年齢」 と 「家の形」 が合っていないと言うことです。若いころと同じ家に住んでいては、事故が起きる可能性が高いとも言えます。
高齢者の家庭内事故の原因として多いのは、階段、浴室、床です。階段には手すりを取り付けて落下防止、浴室は暖房器具を取り付けてヒートショック防止、床は滑り止め加工がされた床材を選んで転倒防止など、家庭内事故の対策リフォームをしておきましょう。
安全で身体に優しい階段にするリフォームのコツ、家庭内事故を防ぐリフォームについては下記で詳しくご紹介していますのであわせてご覧下さい。
■階段リフォーム成功のポイント
■家庭内事故が急増!住まいの安全リフォーム
セカンドライフのリフォーム
ポイント3 : 3つのラクができる家にするリフォーム
壁面収納は収納力が大きいのでスッキリ片付くだけでなく、部屋が四角くなるので掃除もラクに(パナソニック)
1.肉体的ラク
2.精神的ラク
3.金銭的ラク です。
肉体的ラクとは、家事がラクにできる家であること。家事ラクな動線や、片付けがしやすい収納リフォームを考えていきましょう。例えば壁面収納リフォームをすれば、効率的な収納ができ、置き家具のようにスキマができず部屋が四角く使えるので、掃除もラクになります。
精神的ラクとは、ストレスがない家であること。家に居るのが楽しくなるような空間作りを考えていきましょう。自分だけの居場所を作るリフォームや、ぐっすり眠れる寝室作りも忘れずに。
金銭的ラクとは、メンテナンス費用や光熱費が掛からない家にすること。リフォームの際に省エネ設備を選ぶのはもちろんのこと、家の断熱性能を上げて省エネな家にしておきましょう。家が広すぎる場合は、減築で身軽にすることもできます。
3ラクをかなえるリフォームアイデアは下記でもご紹介していますのであわせてご覧下さい。
■家事楽リフォーム! 炊事・洗濯・掃除ストレスチェック
■書斎リフォーム! 男の居場所
■簡単リフォームで作る女の居場所
■エコリフォーム、省エネ設備の賢い選び方
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