テクノポップ/アーティストインタヴュー

「初音ミク sings ニューウェイヴ」制作秘話(4ページ目)

ニューウェイヴ・オムニバス『KINGソングス of ニューウェイヴ』と合わせて発表された『初音ミク sings ニューウェイヴ』の発売を記念して、「ニューウェイヴほぼ30周年」の企画をされたサエキけんぞうさん、そして初音ミクのボーカロイドPの方々にニューウェイヴへの思いを語って頂きました。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

キャプテンミライさん

ガイド:
キャプテンミライさん、ご自分のお名前の由来を教えてください。

キャプテンミライ:
キャプテンセンシブルやキャプテンビーフハート、キャプテンハーロックなど「キャプテン」の付く人物に憧れたため。「ミライ」は単に好きな言葉です。P名で呼ばれるときはキャプテンミライを略して「キャプミラP」になることが多いです。

ガイド:
得意分野は?

キャプテンミライ:
パンク、ニューウェイヴなど80年代初頭の音が好きです。派手に人気が出なくても、消費されずに長期間聴いてもらえるような曲を作り続けていきたいです。

ガイド:
今回の楽曲と、ニューウェイヴについての思いを述べてください。

キャプテンミライ:
チャクラは中学生の時に後追いで聴いていました。小川美潮さんの素敵な歌声とルックスにシビれていた記憶があります。ポータブルロックにはクールなイメージを持っていたのですが、今回聴きなおしてみたら思っていたよりずっとポップで愛嬌がある印象を受けました。どちらもボーカルに力のあるバンドなので、ボーカロイドでカバーするときに人間とは違った声のアプローチをしないと歯が立たないと思い、その辺りに気を使いました。現在、PCやDAWの技術が発展したことにより、アマチュアでもある程度のクオリティで楽曲制作が出来るようになりましたが、逆に昔のニューウェイヴのようなアイデアに満ちた音楽は減ってしまったように感じます。そういった実験精神を常に持ちつつ表現していけたらなぁ、と思います。
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