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「アイコン」という呼び水がある日記(2ページ目)

始めたはいいが、なかなか続かない「日記」。思うに日記が書きにくいのは、まっさらな紙面というのがあると思う。これは予め紙面にアイコンが印刷されているので、それに対して書いていくだけという敷居の低さがある。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

自由に意味づけできるアイコン

そして、表紙を開くとこの「アイコンダイアリー」という商品名の意味するところに合点がいく。横罫線の紙面の左側には幾つものアイコンが縦に並んでいる。その数11個。
アイコンダイアリー

基本的に横罫線の紙面構成。中程にはアイコンが並んでいる。このアイコンの罫幅だけ少しばかり狭くなっている

アイコンダイアリー

視認性のいいアイコン。それでいて解釈しだいでは色々な意味を持たせることもできる

人のマークからはじまって、ハンガー、ナイフ&フォークなどなど、特に言葉の説明はなく、アイコンのマークだけが並んでいる。これはあまり意味を持たせず、あえて抽象的にすることで、使う人に自由に意味づけをしてもらうためだという。たとえば、人のマークも自分の事ということでもいいだろうし、パートナーや取引先など自由に設定できる。
アイコンダイアリー

紙は「トモエリバー」を使用。薄口の紙でありながら、万年筆との相性もいい

日記というと自由に書ける紙面が多く、そのため逆に何を書いていいか戸惑ってしまうこともある。しかし、このようにあらかじめアイコンがあると不思議と書き始めていける。そもそも、人は何か質問されるとそれに答えようとするところがある。アイコンはまさにその質問の呼び水となる訳だ。

全てのページにはこの11個のアイコンが同じ順番で掲載されている。アイコンの位置が常に同じである方が、書く時にわかりやすいということもある。さらにこれにはもう一つメリットがあって、後で見返す時に、探しやすいということもある。たとえば、人について探す時は人のアイコンのところだけに絞ってパラパラとめくって探せばいい。
アイコンダイアリー

ソフトな表紙ということもあり、このようにページの見開き性もいい

各ページには日付が印刷されていないので自分で書き込んでいく。つまり、いつでも始められ、途中いくら休んで書き込まなくても白紙が続いてしまうということもない。日記特有のプレッシャーを感じずに済む。最近は日々自分が何を行ったかを残すライフログというものに注目が集まっている。このアイコンダイアリーは、まさにそういう使い方に適している。
アイコンダイアリー

何を書けばいいか迷わないですむアイコンダイアリー

また、あまり日記やライフログということに縛られず、とりあえず普段使いのノートとして使うのもいいかもしれない。ノートに書き込むときにも一つひとつのアイコンは色々と役に立つと思う。

【関連リンク】
morinaga FO.
アイコンダイアリーはこちらで販売されています。

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