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雲南省(6ページ目)

青い空に、あまい空気……雲南に訪れると、忘れてしまっている大自然の恵みを体全体で感じることができます。一年を通じ、温暖で食べ物も美味しく、そこに暮らす人々はとても純粋で、どこか懐かしい気持ちに。ここでは世界中の人々の魅了して止まない雲南を余すことなく紹介していきます。

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド


ガンランバ風景区「市場が有名なタイ族の村」<景洪>

タイ族

色鮮やかなタイ族の衣装 (C)Kristian Bisbal Huguet

タイ族の村が点在する少数民族の居住区。ここのマーケットは有名で、野菜や肉や魚、日用品がずらりと並びます。朝市を見学したい人は朝10時前に到着するようにしましょう。

<DATA>
■橄攬【土覇】風景区
住所:【孟力】罕鎮橄攬?風景区
アクセス:シーサンパンナバスターミナルor景洪バスターミナルから「?罕行き」バスで約1時間

シーサンパンナ・タイ族園「南国情緒漂う民族村」<景洪>

タイ族の居住エリアをそのまま利用したテーマパーク。園内にはタイ族寺院もあります。毎日午後2時50分ごろから水掛祭のショーが催され、その後、民族舞踊が披露されます。

<DATA>
■西双版納【人偏+泰】族園
住所:拉薩市北京中路
TEL:0691-2504601
入場:9:00~18:00
料金:100元
アクセス:シーサンパンナバスターミナルor景洪バスターミナルから「?罕行き」バスで約1時間

ジノー山景区「神秘的な民族が暮らす村」<景洪>

中国55の少数民族のうち最後に認定されたジノー族の居住区。現在、およそ2万人しかいないといわれる彼らの貴重な風俗を見学できます。

<DATA>
■基諾山景区
住所:基諾山基諾族郷基諾山景区
TEL:0691-2470607
入場:9:00~17:30
料金:100元(中国語ガイド込み)

雲南料理

汽鍋鶏

汽鍋鶏。水を使わず水蒸気だけで仕上げるスープ

過橋米線

過橋米線。中国全国で知られる雲南料理の代表格!

さて、雲南紹介の締めくくりとして雲南料理の紹介です。雲南料理は酸っぱくて辛い味付けで、食材としては雲南ハム、キノコ、野菜の漬物をふんだんに使うのが特徴です。しかし中には、汽鍋鶏や過橋米線といった辛くないものも。昆虫を使った料理は抵抗がありますが、全体的に日本人にとって食べやすいメニューが揃っています。

代表的な雲南料理をご紹介しましょう。
  • 過橋米線……ライスヌードル「米線」を鶏油など食材から出た油の浮いたアツアツのスープでいただく麺料理。コクのあるスープにコシのある麺で、日本人にも人気の味
  • 汽鍋鶏……雲南独自の蒸気鍋で作る鳥スープ。こってりとした農耕な味が絶品
  • 宜良【火考】鴨……北京ダックならぬ宜良ダック。昆明市郊外宜良県の名物料理。皮がパリパリと香ばしい
  • 石屏豆腐……石屏の天然の井戸水使って作る豆腐。ぽっくり歯ごたえがある。臭いがややキツイ
  • 餌絲……うるち米を使用したうどんのような麺。もちもちした食感
  • タイ味香茅草【火考】魚……香草をまいて焼いた魚料理。タイ族の定番料理
  • 雲南春巻……中がしっとり、外がパリパリの逸品
  • 乳扇……牛(もしくは水牛)の乳から作った大理ペー族の伝統的なチーズ

さて、雲南の記事はここまでです。近年は省内も観光地化がだいぶ進みましたが、まだまだアクセスの便は悪く、ハイレベルな観光施設は期待できません。ただその分、昔ながらの姿が維持されているというわけですが、雲南旅行には余裕あるスケジュール、しっかりした準備が必要です。ビギナーはまずツアーを利用するのが無難だと思います。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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