ジージョベーカリー
以前の店名が「ベーグル」だったのでベーグル屋さんだと思っている人も多く、ベーグルの人気が高いようですが、以前から早苗さんはいろいろなパンを焼いて販売していました。「イル」というのはジージョベーカリーオリジナルのリュスティックのこと。前出のサンドイッチに使われている、バリっとハード系のシンプルなパンです。
ベーグル(160円)、イル(200円)
パンドカンパーニュは自家製のリンゴの酵母、国産小麦、国産のライ麦で作られています。型に入れて焼いた食パンタイプが食べやすいと、カンパーニュになじみのないお客さんにも人気です。バゲットタイプもあります。
直焼きと型に入れて焼いた2タイプのパンドカンパーニュ
低温長時間発酵のジージョバゲット(300円)、パンドカンパーニュバゲット(440円 )、フランスパン(320円)。ハーフサイズから買える。
「シンプルだけれど毎日食べたくなるパンとお菓子」をコンセプトに商品展開するジージョベーカリー。たしかにシンプルなパンのバリエーションが多く、素朴なお菓子もそれぞれ魅力にあふれていますが、菓子パンはほとんどありません。「要望があるのでモンキーブレッドやシナモンロールもつくりますが、基本的には甘味はパンよりもお菓子で作りたいと思っているんです」と早苗さんは言います。
上段左からまるパン(大80円、小50円)、フランスパンプチ(65円)、フランスパン ブール(180円)、カンパーニュプチ(130円)、下段左からパンドカンパーニュオレ ンジ(220円)、同レーズン(220円)、ナチュラルブレッドプレーン(220円)、同ク ルミ(350円)、同クルミ&レーズン(350円)
麻紀さんはくるみのパンが好きで、ミキサーをよくまわすとクルミの皮の色素が染み出て生地が紫がかったブラウンに染まるのですが、そういうのがとても好きなんだとか。一方、妹の早苗さんの好みはバゲット。クラストの部分が特に好きで、オリーブオイルやバターをたっぷりとつけて食べるのが好きなのだそうです。
香りや味わいがフルーティでおいしかったのは、オレンジピールの入ったパンドカンパーニュオレンジ、型に入れて焼いたクルミとリンゴのパンです。パーティなどで何種類か盛り合わせて出したら、話題になること間違いなし。