シルバーウィークはレインボーマーチ札幌(今年は雨だったそうですが、去年よりも100人くらい参加者が増え、感動的なパレードになったようです)やアゲハ(超楽しかったです!)などを楽しんだ方も多かったことでしょう。長かった残暑も落ち着き、にわかに「風は秋色」ですね。この週末は、お友達や彼氏といっしょに映画鑑賞なんていかがでしょうか?
『あしたのパスタはアルデンテ』は、ゲラゲラ笑えるコメディでありながら、このうえなく素晴らしいラストシーンが用意され、黄金期のイタリア映画を彷彿とさせるようなクオリティをもったゲイ映画です。これが本国で140万人を動員し、2010年を代表するイタリア映画だというのですから(おかげで日本でも上映されました)、素敵なことです。「また1つ、ゲイ映画の名作と呼べるような作品が誕生した」と言ってもおおげさではありません。
オープンリー・ゲイであるフェルザン・オズペテク監督という新たな才能の登場を心から歓びつつ、作品のレビューをお届けしたいと思います。
東京では現在、シネスイッチ銀座1館のみの単館上映です(ほかに大阪、神戸でも上映中)。10月以降、名古屋や横浜などでも上映される予定です。ぜひ、お友達や彼氏といっしょにご覧ください。
『あしたのパスタはアルデンテ』MINE VAGANTI
2010年/イタリア/監督・脚本:フェルザン・オズペテク/脚本:イヴァン・コトロネーオ/出演:リッカルド・スカマルチョ、ニコール・グリマウド、アレッサンドロ・プレツィオージ、エンニオ・ファンタスティキーニほか/配給:セテラ・インターナショナル/シネスイッチ銀座ほかでロードショー公開中