アルゼンチン/アルゼンチンの観光・見どころ

南極(4ページ目)

アルゼンチンをずっと南下すると、わずか1000kmほどで南極大陸。南米大陸最南端の町ウシュアイアでは、夏の時期になると南極ツアーが多数実施されます。アルゼンチンから足を伸ばして、“最後の秘境”南極へ行ってみませんか。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

南極の見どころ2 南極半島

何万羽ものペンギンの群れは圧巻undefined写真提供:岡部能直

何万羽ものペンギンの群れは圧巻 写真提供:Yoshinao Okabe

南極クルーズに参加するのなら、やはり南極大陸に足を踏み入れたいもの。アルゼンチン発のツアーでは訪れることの多い南極半島と、その周辺の島々をご紹介します。

■クーヴァービル島
たくさんの島に囲まれているため、 氷山の景観がとにかく素晴らしいポイント。何万羽ものゼンツーペンギンの姿を見ることができ、その姿に圧倒されることでしょう。南極観光のハイライトのひとつです。

■ネコ・ハーバー
数少ない上陸ポイントのひとつ。氷河の壁に覆われた景観に圧倒されます。もちろん、野生生物も数多く見られます。

■パラダイス・ハーバー
ここも上陸ポイントのひとつで、氷山の絶景を楽しめます。運が良ければ小型ボートに乗って、クジラやシャチなどを間近で見ることもできるでしょう。

■ポート・ロックトイ
ウィンケ島にある天然の港で、ペンギンの繁殖地、クジラの回遊、アザラシの群れなど動物に遭遇しやすい場所のひとつ。第二次大戦前に建てられたイギリスの基地がそのまま残っていて、博物館として開放されています。ここではお土産の購入や絵ハガキの投函も可能。

■ピーターマン島
氷山でできた島であり、多くの冒険家による小屋の跡なども残っています。アデリーペンギンやゼンツーペンギンの大群の他、海鳥の巣なども観察できます。

■ルメール海峡
両側を氷河の絶壁に囲まれた海峡。運が良ければ、クルーズ中に崩落の瞬間を見ることもできるでしょう。波がなければ水面に岸壁が映り、上下シンメトリーの神秘的な景観に出会えます。

■ブラウンブラフ
南極半島の先端近くにある、標高745mもの断崖絶壁。火山によって茶色く染まったという岩の壁と、氷山やペンギンとの対比が不思議な光景を作り上げています。

南極の見どころ3 マルビナス諸島(フォークランド諸島)

南極エリアでは、数種類のペンギンが生息しているundefined写真提供:岡部能直

南極エリアでは、数種類のペンギンが生息している 写真提供:Yoshinao Okabe

南極大陸ではありませんが、アルゼンチンの東沿岸約500km、南緯51~52度のあたりに位置する200ほどの小さな諸島。フォークランド紛争があったことで、その名を知っている方も多いでしょう。ウシュアイアからの長期ツアーの他、ブエノスアイレス発のクルーズではコースに入ることもしばしば。その場合、東フォークランド島のスタンレーという町が、観光の拠点となります。

主な見どころは、シーライオン島とニュー島。いずれも、5種類のペンギンをはじめ、アホウドリやゾウアザラシなどを観察することができます。
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